劇場鑑賞から約４ヵ月以上が過ぎた。観に行ったのは８月２３日の土曜日。遅くなったが、魔界城の王を観に行った時の思い出や感想などを…。 公開日は２００８年８月９日。鑑賞日は、上記の通りで公開から丁度２週間後の２３日。 正式タイトル名は「劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王」。 同時上映は、３分程度の短編の「モモタロスのまっかっか城の王」と、 「炎神戦隊ゴーオンジャーＢＵＮＢＵＮ！ＢＡＮＢＡＮ！劇場ＢＡＮＧ！！」の２作品。 観に行った劇場は、ミナミのなんばパークスシネマ。最近よく行く映画館だ。 ３週目だったけど夏休みの土曜日で客の入りは８割以上。子供も多くて賑やかだった。 
この作品の一番の見所は、テレビ本編で分断されているキャラの共演だろうと思う。過去パートに紅渡が行って、現代パートに紅音也と麻生ゆりがやってくる。 父と息子、母と娘が、力を合わせて闘う姿に感動し最後の別れにはホロッとさせられた。 映画鑑賞時には全く想像しなかったが、この紅渡が２２年前に行くという展開は、 公開から約４ヵ月経った１２月１４日放送の第４４話にて、違う形で再現されたのだ。 ネタバレになるが、紅渡が紅音也のみぞおちにパンチをかまして１人で闘いにいく場面。 この劇場版のシーンと全く逆のパターンがテレビ版１２月２１日放送第４５話にあった。 ここでは紅音也が紅渡のみぞおちにパンチをかまし１人でドランに向かった。仕返しだ♪ 
もうひとつ、恵とゆりがイクサにダブル変身し闘った後、ゆりが音也に恵が名護に、それぞれイクサナックルを手渡すシーンがあった。そして音也と名護が闘う熱い展開。 この劇場版のシーンと全く逆のパターンがテレビ版９月７日放送第３１話であった。 １９８６年の過去編では、セーブモードイクサに変身しルークと戦闘中の音也がゆりに、 ２００８年の現代編では、イクサライジングに変身しルークと戦闘中の名護が恵に、 それぞれイクサナックルを手渡すシーンがあった。２つの別の時代でダブル変身。 「私の魂がお前を倒す！」母娘２代でとどめを刺すという本当に感動的な名場面だった。 これらの逆転現象は、テレビ版劇場版両方の脚本を担当した井上敏樹の遊び心だろう。 
今作はゲストが多かった。まずはギャル曽根、スパゲティー食べてるシーンのみだった。ネプチューン堀内健は、役が役だけに一番出番が多かった。失禁シーンは軽く引いた。 白峰ことレイを演じた山本匠馬は、公開当時全然知らなかったがのちにテレビ版に出演。 太牙ことサガの役でレギュラーとなった。珍しいパターンだ。今までになかったと思う。 恒例の前作ライダーに出演したメンバーが出るお約束は、ものすごく楽しかった。 イマジン声優の４人が実物で現れてあの名台詞を喋るという大サービスが嬉しかった。 関俊彦の「俺？三条！」は苦し紛れにも程があるが、関俊彦が言うと笑えるから不思議。 秋山莉奈の婦警役も良かった。映画を観た翌日握手した話は次回のライダートークに。 
親子の絆がテーマということで、紅・麻生とは別にもうひと組の母娘が登場した。現代編では娘の岡本玲。過去編では母の杏さゆり。２人共にバイオリンが絡んでいる。 この辺が実に上手いなと思った。特に音也が娘の為にバイオリンを弾く場面は感動もの。 母親の曲を母親と同じ演奏で弾く。その曲はこの映画の主題歌のメロディでもあるのだ。 相川七瀬がボーカルのＣｒｉｍｓｏｎ−ＦＡＮＧの曲『Ｃｉｒｃｌｅ ｏｆ Ｌｉｆｅ』 重厚なロックナンバーだけど、ラストにバイオリンのソロがチョロっと流れるいい曲だ。 元々相川七瀬の歌は好きだったし、仮面ライダー剣の主題歌もすごく気に入っていた。 なのでこの映画の主題歌も大好きになったなんてわざわざ書くまでもないことだな。 
細かいとこだけどお気に入りのシーンは、体重二人で８０キロのくだりで、恵に「嘘つき！」と言われて（…バレたか）とゆう顔をするゆり。可愛い表情だった。 ゆり役の高橋優は最初は演技今一つだったが後半になるにつれ上達してるなぁと思う。 あと、最後にどうしても書きたいのは同時上映の炎神戦隊ゴーオンジャーについて。 ダイナブラックとゴーグルブラックの春田純一。デカピンクの菊地美香。 そして仮面ライダー５５５の半田健人。豪華な３人のゲストがすごく嬉しかった。 内容もゴーオンジャーらしく押して押して押しまくる暑苦しいノリが全開で面白かった。 戦隊とライダーの満足度の合計は過去最高じゃないかな。両方ともすっごく楽しかった。 （２００８／１２／３０） |
File.３３ 劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王の感想
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