File.21 仮面ライダー 生誕35周年記念!

2006年1月29日朝8時より、仮面ライダー生誕35周年記念作品として、
仮面ライダーカブトの放送が開始された。

昔を振り返る事、今から35年前の1971年の4月3日に放送が開始した、
元祖1号ライダーの登場作品である『仮面ライダー(1号2号)』から数えて、
テレビシリーズでは16作目となる、仮面ライダーカブト
その第10話が先週の4月2日にオンエアー。丁度35年経ったのだ。
ガキの頃から、そして今後も永遠に、自分にとってのヒーロー、
仮面ライダーが、めでたく35周年を迎えた。本当にめでたい。

35年間、続けて放送があった訳ではないが、ずっと楽しんでいた。
物心が付いた時から、ずっと仮面ライダーがいた。
放送の無い時も、録画したビデオやLDやDVDで、ずっと闘っていた。
沢山のカードやフィギュアや本や音楽で、ずっと心を奪われていた。
それは35年経った今も変わらない。ずっとヒーローだ。

仮面ライダーの生みの親である、石ノ森章太郎氏は他界しているけど、
その意志と、氏が創り上げた世界観は、今もなおしっかり闘っている。
悪に向かって、人を守り、変身し、キックしている。
昔、本で読んだ石ノ森章太郎氏の言葉「正義は永遠」を思い出した。
沢山の正義の使者はいるけれど、やっぱり仮面ライダーは特別。
時代は流れ、姿かたちは変わり、映像技術も進化した。
もはや平成ライダーは、仮面ライダーでは無いと言われはや6年。
だけど、自分にとっては、まぎれもなく仮面ライダーそのものだ。
仮面ライダーカブトも、間違いなく仮面ライダーなのだ。

その生誕35周年記念作品である仮面ライダーカブトは、
文字通りカブト虫がモチーフ。頭部の大きな角が印象的で、
顔だけ見れば、デザインが実に仮面ライダーらしいと感じる。
黒と赤とゆう自分好みの配色に、スマートなマスクが嬉しい。
そしてデザインだけでなく、完璧なまでの超人ぶりの主人公もいい。
クールで大きな口をたたくけど、しっかり悪と闘う正義がそこにある。
その唯我独尊の主人公に、熱い正義感を燃やす男を絡ませる事により、
ストーリーを面白くもさせ、同時に感情移入もさせてくれる。

本来の主人公は、カブトに変身する天道総司なのだけど、
加賀美新のような男が、平成ライダーの主人公っぽいなと思う。
この2人に、ひよりという少女が加わり、物語は進んでいる。
キャラがしっかり描かれ、各人の絡みが上手く機能し、会話が楽しく、
なおかつ謎の部分と、次への期待が膨らむ展開がめちゃくちゃ楽しい。
クロックアップという、スピード感ある戦闘シーン同様に、
ストーリーの流れやテンポも、非常に速いような気もする。

各話の感想は仮面ライダーカブトページ↓に記載中。
http://kazu392.web.fc2.com/ma/16/16main.html

まだ11話終わった所なので何とも言えないが、既に新ライダーが2人。
これ迄の展開だと、ライダー同士の戦いがメインになるとも思えない。
そして、ワームという敵とただ闘うだけの話で終わるとも思えない。
結局、渋谷隕石の秘密と、ひよりの過去と、ベルトの謎、そして、
天道の正体辺りが、今後の物語の主題になっていくのではと予想。
しかし、多くをあれこれ想像して過度に期待を膨らませたりはしない。
毎週毎週を楽しく観るには、そんなもんは邪魔になるだけだ。
残り30数話を、しっかりたっぷり存分に楽しみたい。

それにしても35年かあ…。かなり気の早い話だが、
このままこの枠で仮面ライダーの放送が続き、やがて40年、
その先は半世紀と、ずっと仮面ライダーの世界が拡がると嬉しい。
死ぬまで仮面ライダーを楽しみたい。仮面ライダーよ永遠なれ!

(2006/04/09)

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