まだ公開中だけど、2週間経ったので、忘れないうちにレビュー。 テレビ版、響鬼三十之巻の劇中で、ヒビキに面白いと勧められ、 偶然にも(嘘)ちょうど前売り券が手元にあったので、見に行った。 劇場版・仮面ライダー響鬼と魔法戦隊マジレンジャーの2本立て。 2005年9月3日公開作品。見に行ったのは公開翌日の9月4日。 どちらも主役を押しのけて、タップリ登場していた感じだった。 山崎さんは人気あるから、萌えの人には有難いだろうけど、 お子様達にとっては、別にどうでもいい存在らしくて、 その辺の、劇場のお子様達の反応が両極端で、見てて面白かった。 こういったお子様達の様子を見るのも楽しみのひとつになってきている。 最後の『呪文降臨マジカルフォース』では、飛び跳ねる子の多い事。 予想以上にこの曲は、小さいお子様達に大人気らしい。 ノレるメロディだし楽しいから、まぁ当然かなと思う。 最後の魁への『ほっぺ・ぎゅー』は、見てるこっちが照れてしまった。 不埒な想像を先にしてしまい、ダメな大人の見本だなと自分自身に呆れた。 曽我町子は完全にゲスト的な扱いで、重要な役ではなかった。 それでも昔と全然も変わらない、あの声、あの表情、存在価値は充分だ。 個人的にはジャックと豆の木よろしく、伸びるマンドラに登ってく途中で、 それぞれの天空聖者と、会話をする小津5兄弟のシーンが一番気に入った。 ファンタジックで、メルヘンチックで、いい感じだったと思う。 サンジェルが登場したのはビックリ。劇場版ならではのサービスだと思う。 さて、仮面ライダーのページなので、マジレンの話はこの辺で・・・。 メインの「仮面ライダーヒビキと七人の戦鬼」の話を。 いろいろ某所では騒がれているが、自分的には面白いと思った。 映画本来の魅力、でっかい画面で見る事が出来たのでそれだけでも満足。 DVDを部屋で見るのとは違う迫力を、素直に楽しんできた。 あとやっぱり、同じライダーファンと同じ場所でライダーを見る事の楽しさ。 これは劇場に足を運ばないDVD待ちの人には絶対に解らないもんだと思う。 ネタばれになる最後の例のあの武器の使用と、 『輝』も『少年よ』も、一度も流れなかった事の2点だ。 劇場版は別物と割り切ってはいるが、それでもやっぱり流れて欲しかった。 それだけこの2曲は、響鬼に深くマッチした名曲で、どっちも好きだから。 そういや、ブレイドでは2曲目のだったけどTVの主題歌が最後に流れた。 それまで1曲目に比べて聞き劣りするなと思ってた2曲目の主題歌が、 のちには好きになったことを思い出した。 響鬼も、最後は『少年よ』で壮大な感じで締めくくって欲しかった。 オープニング『輝』なんて、まさに時代劇にもってこいの曲なのに、 なんなんだ、あの 太鼓叩くだけのOPは…。ちょっと拍子抜けした。 見る前は、新鬼が5人も出てくるから、ごちゃごちゃしちゃうのでは、 といった不安もあったが、1人は御馴染みの顔のザンキの別役だし、 他も順番にゆっくり登場し、わりとすんなり馴染める創りだと思う。 元々、「和」のテイスト有りの響鬼だけに、雰囲気はバッチリだった。 思わず、変身忍者嵐や怪傑ライオン丸などを思い出し、歳だなぁと感じた。 だけど仮面の忍者・赤影はもう少し上の世代だよと念の為。 ブレイドの役者がいつ出てくるのか期待したけど、 結局今回から、これまで3作続いたお約束は、無くなったみたいだ。 威吹鬼の城でのシーンとかで、「であえ〜」のあとに、 カツラを被った天野や竹財が出てくるのではと、かなり期待していた。 それでも2人はしっかり本編上映前の、映画村のCMに出てた訳だが。 4☆鬼以外の登場人物について、 あきらが、アップ5秒程度で台詞が短いの1個というのは凄かった。 かなり秋山奈々ファンの人は多いと思うのだが、心中を察し同情する。 女性陣では一番前に出てたのが、ひとえ役のモッチー。 ひとえの、明日夢に対する哀しい台詞と、どんでんのとこの演技は上出来。 帰ってパンフを見てビックリしたのが下条アトムの役名が、立花藤兵衛。 いや『たちばな』だからなんだろうが、劇中そんな呼びかけもフリも無く、 パンフレットに堂々と立花藤兵衛と書いてあるのは、遊び過ぎかも。 だったら小泉幸太郎の役名の苗字も、本郷にしようぜ。などとツッコミを。 ヒトツミ役ゲスト安部麻美は、安部麻美の必然性を全く感じさせなかった。 別に、安部なつみでも、後藤真希でも良かったのでは? とさえ思える。 それだったらいっそ、加護亜依で…とか真剣に書く事でも無いか…。 紅のほうが好き。・・・とだけ書いておこう。 ジャスティライザーぽいとか、太鼓を叩かないのはどうとか、 この際、多くの人が言ってる事は、あえて書かないでおこう。(書いてる) やはり響鬼は太鼓が似合うと、再認識させられたのは確かかもしれない。 最後の締めくくり「のちに伝えよう」「名前を猛士にしよう」の所は、 お決まりのパターンで、何気ないシーンなんだけど、 無かったらそれは寂しいし、やはりあるべきであるシーンだったと思う。 『期待を裏切らない』まさに王道のラストシーンだった。 歌舞伎に関してはくれぐれも他言無用で。子供に芋を渡すトコとか、 ひとえの熱を冷まそうと心配そうに懸命に手ぬぐい絞るトコとか、 本当に際々まで『いい役』してたから。そういや明日夢ママが別役で、 芋のシーンで酷い事言ったけど、あれは伏線だったようだ。なるほど。 西鬼の武器を落とした細かさは、1回目見た時、気付かなかった、恥。 6☆オロナミンCについて、 放映終了後、劇場を出るとこで、響鬼の着ぐるみを着た人が居た。 暑いのにご苦労さんだ。他にもキャンペーンガールが4人いて、 オロナミンCを1本プレゼントされた。2人同時に指し出され躊躇した。 思わず好みのタイプから受け取ったが、もっとタイミング計ってね。 CMでやってたリングは中学生以下限定だったようだ。 あとでHDDに録画してあるCM見たけど、ちゃんと書いてあった。 劇場のポスターにも、しっかり書いてあった。 しかし予め確認せず、入る時に貰えないのかと聞いてしまった自分が、 恥ずかしいやら、情けないやら、貰えなくて残念やら、 別にそんなに欲しいもんでもないやら…。ヒビコロがあるからいいもん! 入れ替えも、座席指定も無かった。入ったとき丁度、響鬼の冒頭シーン。 ・・・なので、欲張って響鬼3回とマジレンを2回も見た。 おしり痛くなったけど、1回見て追い出されるよりマシだし、 作品自体が面白かったので、続けて見るのもなかなか楽しいと思った。 公開2日目の、しかも日曜だった事もあり、大変な賑わいだった。 以上、大阪市内の繁華街にある劇場で見てきた仮面ライダー響鬼の感想。 これにて終了。 (2005/09/17) |
File.17 劇場版仮面ライダー響鬼
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