8月9日現在、99試合を消化して、55勝41敗、引き分けが3つ。 首位中日に5ゲーム差と開けられ、残り47試合(約3分の1)となった。 やはり連覇は難しいのか、それとも単に中日が強いのか…。 数字だけで見ると、勝率は6割に近いし、貯金だって14ある。 だが、このまま中日が勝ち続けると逆転Vが不可能になる状態になってる。 そんな中、巨人に連敗という最悪な形で、 25泊26日の、2006年度『死のロード』の幕が開けた。 『死のロード』とは、阪神タイガースの本拠地である阪神甲子園球場を、 高校球児達に明け渡す、夏場の長期ロードの事である。 選手達の移動疲れに加え、アウエー続きの悪条件。 約1ヶ月もの間、聖地・甲子園に帰ってこない上に、 昔は、この時期に失速し(この時期の前に失速する事も多々あったが)、 もう来年に望みを託すしかない状態になることから、この名前がついた。 確かに昔の様に、大きく負け越す事はなくなってきたとはいえ、 11年間も負け越してきたのは事実である。 昨年は10勝9敗1分けで、なんとか勝ち越したものの、 貯金を1つしか増やせず、優勝を遅らせたのも事実である。 やはり、阪神が背負ってきた悪しき伝統は健在なのだろうか。 巨人に連敗した事で、不安は更に大きく募った。 今年の阪神は、チーム防御率もチーム失点も、そんなに悪く無いし、 チーム打率も本塁打の数も、中日と殆ど変わらない。 やれ残塁ショーだの、2点打線だので、好機を活かせない試合が目立ち、 それが、中日より8つも多く負けてる原因かなと思う。 悔しい負け試合の印象が沢山残っているのは、残塁や得点力の無さで、 逆転をくらったり、惨敗を喫したりした場面が多かったからだろう。 今岡誠の去年の活躍が無いのは痛い。赤星憲広の盗塁の少なさも寂しい。 アニキ金本知憲が、まだ14本63打点ってのも信じ難い。 濱中治も4月の勢いが無くなったし、アンディー・シーツも波が激しい。 なによりも、打順が安定してない、いや固定出来ない状態なのだ。 投手陣は、杉山直久に江草仁貴にオクスプリングが期待以下の結果で、 とりあえず8勝以上してる投手が3人いるものの、苦しいローテーション。 それでも、巨人に1つ勝ち、広島に連勝し、横浜とも初戦と2戦目を取った。 『死のロード』連敗発進後に、見事4連勝して、2点打線から脱却した。 この状態をなんとか維持してもらいたい。 『死のロード』の呪縛を打ち破って、2年連続で勝ち越して、 完全に『死のロード』を死語にし、『逆転V奪還ロード』に変えて欲しい。 対中日の成績は2勝8敗。現在、対中日は4連敗中。 鬼門ナゴヤドームでは、直近で3タテ負けの屈辱も味わっている。 残りの直接対決は12試合もある。うち、この『死のロード』期間に3つ。 週末にある京セラドーム大阪での、中日3連戦はなにがなんでも必勝で、 3つ全部頂く位の、必死さが欲しい。 まだ諦めない。こっちも必死で応援する。頑張れ阪神タイガース! (2006/08/10) |
File.21 死のロード?
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