8月25日(水)対横浜ベイスターズ19回戦。 桧山進次郎がやってくれた。 4回裏のレフト前ヒットで999本目、リーチをかけて、 8回裏の1アウト満塁という絶好のチャンスの場面の第5打席で、 打点付きのセンター前ヒットで見事1000本安打を達成した。 プロ13年目、阪神在籍時に限れば、チーム史上13人目の到達。 92年5月31日の初ヒットから12年と3ヶ月かけての1000本。 1年平均83本。1試合平均・・・いやそんな平均はどうでもいい。 とにかくずっとタイガースで頑張って積み重ねた偉大な記録である。 本当にたいしたもんだなと敬意を表したい。 右投左打・身長177cm体重78kg 1969年7月1日京都府生まれ。 桧山はかなり地味な選手だ。 4番を努めた経験も有り、13年目のキャリアも有り、 1000本も安打を打てる実力も有る。 しかし掛布の様にミスターと呼ばれる事もなく、縁の下の力持ち的存在。 田淵ほどの存在感は無いし、新庄ほどの華も無いし、金本ほどの迫力も無い。 ドラフト4位でひっそりと入団し、13年間地道にやってきた。 確かにそこそこの長打力もあり、結構勝ちに貢献してるのだが、 なんかチャンスの時に三振するイメージを、自分は持っている。 決して嫌いでは無いし、どっちかと言うと好きな選手の方に入るのだが、 どうしてかそうゆうトコばっか印象に残ってる。 多分理由は親近感。 同じ学校を出てて、おまけに年も近い事から、親近感が沸くのとうらはらに、 もっと頑張ってくれやという過度の期待をかけ過ぎていたからかも知れない。 それを裏切ってくれてるので、そんな好機での三振シーンばっか目立つのかな。 でも結構頑張っているんだ桧山は。 一時期はファーストに追いやられたが、根性と実績アピールでライトに戻り、 打順はランナーを帰す役の5番に定着し、今岡の前に選手会長も務めた。 金本にタメはれる筋力をもってるのはタイガースで桧山だけ。 見かけの優しい表情からは想像し難い、努力・根性・筋トレ大好き男なのだ。 そして何より、阪神タイガースに13年。もう、なくてはならない存在だ。 メガホンを応援歌に合わせユラユラ降り降ろす桧山だけの独特の応援方法、 これも桧山へのファンの親しみ感がそうさせたのだろう。 マジであの「誰もお前を止められぬ」のバッテンとか、他の選手には無いもの。 頑張れ桧山! インタビューで言った「あと1000本」は、年齢的に難しいけど、応援するぞ。 (2004/08/27) |
File.9 気合で降りぬいた1000本
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