File.2 開幕3連勝の試合を見て

オープン戦を11勝6敗3分けと、
勝率6割以上のまずまず好調な2004年度阪神。
低迷が続いていて、毎年このオープン戦終了時期は、
「今年は夏まで野球が楽しめるのかしら?」
などとファンらしくない不安で一杯だった去年までの自分。
だっていつも春先は調子良くて、でも裏切られ続けてきたから。
おととしも去年も、前半調子良くても決して安心できなかった。
これは、長年の暗黒時代に植え付けられた呪縛と言えよう。


しかし今年は違う。間違い無く8〜9月の優勝争いが楽しめて、
・・・もちろん言うまでもがなな二文字の期待でわくわくしてる。
対巨人の開幕3連戦を3連勝は球団史上初♪
結果はかずとらにっきにて、今回は3戦通しての感想を書きます。

去年の大量リードを引き分けにされる悪夢も無かった。
完膚なきまでの攻撃での3連勝はものすごく嬉しい♪
現役時代はわりと好きだったが、
監督としての手腕を多少疑っていた岡田采配も問題なし。
「今年も阪神行けるぞ!」と期待は膨らむ一方だ。
闘将星野ほどのインパクトは確かに無いが、
長年の2軍監督の経験と阪神出身の意地を今後も期待したい。

まずは投手陣。2戦目の福原の好調が嬉しかった。
伊良部では?との予想に反し登場。7回2安打1失点。
なかなかの好調に先発ローテーションの頼もしさを確信。
下柳もHRは浴びるものの度胸は据わっていた。
見方の打力を信頼した余裕を感じるのだ。
あとは前川と伊良部。横浜戦が楽しみである。

次にオーダー。金本4番が、1・2試合目は目覚めなかったが、
3試合目がお見事! 金本の本領が発揮された。
『金本』本来の思い切ったバッティング、去年は見れなかった。
風格や兄貴肌な所がお気に入りなので、今年も頑張って欲しい。
代わってキンケード3番も、赤星の強気の走塁には支障が無い。
去年で更に自信がついたのは確かで、ますます意気込みを感じる。
金本みたく待ってくれなくても見事盗塁を決めている。頼もしい。
1000試合出場達成のベテランで絶好調の矢野を、
あえて8番に下げ、ルーキー鳥谷を7番に持ってきたのも良い。
調子のいい矢野が8番と言うのも相手にとって驚異だし、
矢野本人の捕手の仕事への負担も多少減る。
そして鳥谷はうしろに矢野が居る事で思いっきりバットが振れる。
個人的には桧山とアリアスは打順逆なんだけど、
去年からこれに落ち着いたから、安定もしてるし、いいでしょう。
そして1番の今岡は文句無しに頑張ってくれるに違いない。

これに藤本と片岡も控えている2004年度番の阪神オーダーは、
HR量産の巨人に比べ、繋ぎ・タイムリー・走塁・もちろんHR、
みんなこなせるまさに縦横無尽の最強打線と言える。
今年はもう、弱気になる方が難しい!

(2004/04/05)

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