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まえおき ２００７年４月から今年の３月まで放送されていたゲゲゲの鬼太郎。 アニメとしては第５シリーズで、全１００話の長期放送でした。 大好きな声優、高山みなみさんが鬼太郎の声をやっていました。 
水木しげるさん原作の漫画・ゲゲゲの鬼太郎は今から４１年１０ヵ月前、１９６８年の１月にアニメ化されました。当時はモノクロ放送でした。 その後、リメイクが繰り返されて５つのシリーズが製作されました。 各シリーズの放送開始は６８年、７１年、８５年、９６年、０７年。 第３シリーズから、１１年ごとに新しいシリーズが始まっています。 また６０年代、７０年代、８０年代、９０年代、００年代に各１作あります。 いつの時代にも鬼太郎あり。子供から大人まで幅広いファンがいる作品です。 
再放送かもしれませんが、初めて観たゲゲゲの鬼太郎は第２シリーズでした。その頃は他に「ドロロンえん魔くん」や「妖怪人間ベム」が放送してました。 どれも怖いアニメでしたが、えん魔くんほどポップではなく、 でもべムに比べればライトで、鬼太郎は丁度中間位じゃないかなと思います。 ドラゴンボールでお馴染みの野沢雅子さんが鬼太郎の声をやっていました。 そう言えば、えん魔くんの声も野沢さんでした。数年あとですが怪物くんも。 同じ妖怪でも全く異質の３つのキャラを演じ分ける野沢さんはすごいですね。 
第３シリーズと第４シリーズは、正直２〜３話位しか観てませんでした。野沢雅子さんの第２シリーズのイメージが強烈でリメイクを敬遠してました。 そんな自分を鬼太郎ワールドに引き戻したのが第５シリーズです。 鬼太郎の声を高山みなみさんがやることを知って１話から最後まで観ました。 大阪では最初、土曜朝の６時半（後に日曜９時に枠移動）からの放送です。 もしも高山さんが鬼太郎をやらなかったら、 第５シリーズは１回も観なかったかもしれません。 
三十数年ぶりに観始めたゲゲゲの鬼太郎、予想以上にはまりました。冒頭の鬼太郎の語りから始まって、永遠不滅のあの主題歌が流れ、 有名な妖怪から初めて知る妖怪まで続々と登場し、鬼太郎と絡みます。 現代の社会風刺や流行を上手く取り込んだ話となっており、 従来の焼き直しとは違うので、毎回新鮮さを感じながら視聴できました。 単発の話だけでなく西洋妖怪、ぬらりひょん、南方妖怪等との対決や、 妖怪四十七士の選抜回が数話おきに挟まれていたのが楽しかったです。 
そして放送２年目の暮れに、この第５シリーズの劇場版が公開されました。『劇場版ゲゲゲの鬼太郎日本爆裂！！』は２００８年１２月２０日封切り。 特典付きの前売券を買い、１２月２９日に難波の映画館で鑑賞しました。 年の瀬と公開１０日後であった為か空いてましたが、隣の席のお客さんで、 来場プレゼントで楽しそうに遊ぶ母と娘がいたのが深く印象に残ってます。 なんせこの映画、最後の最後でみせた母と娘の親子愛がすごく感動的でした。 迂闊にも劇場で泣きそうになりました。この作品のポイントは親子愛です。 
映画を観る前に、四十七士集結というのが大々的にアピールされてましたが、実際四十七士は最終奥儀のエネルギー源扱いで殆ど台詞無かったです。 でもそれが逆に良かったと思います。仲間で露出多かったのはねずみ男だけ。 テレビ版では過去作より出番が少ない分、劇場版では頑張ってました彼。 なんだかんだ悪ぶってみても最後にちゃんと友情みせるあたりが心憎いです。 あと母や弟の記憶が消されたとすっかり騙されてのどんでん返し。見事です。 鏡爺の「お琴ちゃんは今でも…」の台詞もいい意味で裏切られて素敵でした。 
そんな感じでストーリー的に文句無しですが、戦闘場面も見応えありました。地獄究極奥儀、炎の燃え方がアニメなのに臨場感あり過ぎで迫力満点でした。 パンフレットには四十七士全国縦断マップと５２枚のカードが付いてました。 カードは切り離すタイプで４枚が裏表紙にあって勿体無くて未だ切れません。 前売り得点は３Ｄクリアファイル。来場プレゼントはシャカシャカおみくじ。 おみくじは何種類かあって選べない袋入り。私が貰ったのはぬりかべでした。 …おっと、すっかり劇場版の話ばっかりになってしまいました。 
テレビ版鬼太郎５シリーズの感想は下部リンクにまとめてみました。さて、２０１８年辺りにもしかしたら第６シリーズやるかもしれませんね。 最初に書いた様に、３シリーズ以降１１年毎に新シリーズが製作されてます。 なので十分可能性はあります。でもって２０１８年は丁度５０周年ですから。 でも個人的には、それまでに５シリーズの続編をやって欲しいなと思います。 尻切れトンボで終わったのが残念です。しかし…今もなお吉報無しです。 ＯＶＡでもいいから作って欲しいなあと願ってやまない今日この頃です。 （２００９／１０／３１） かず |
Ｃｈａｐｔｅｒ．２２
ゲゲゲの鬼太郎
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