まえおき 先月の中頃、11月22日の土曜日。 なんとなく紅葉を見に出かけたくなっちゃいました。 いきあたりばったりで北へ…。向かった先は、大阪府・箕面。 秋の楽しみのひとつに、紅葉を見物する行楽がありますよね。 全国的に有名なのは、京都の嵐山や栃木の日光などではないでしょうか。 最初は嵐山に向かおうと思ったのですが、そこでまたいつもの気まぐれ。 あえて、わが街・大阪府下で紅葉を見ようじゃないかと予定変更しました。 絶好の行楽日和でした。山道を歩くのでもし暑くなったら脱げるようにと、 軽めの上着をはおって出かけたのですが、昼前に気温は上昇し、 とても暑がりな自分は、駅に着くなり早速上着を脱いでしまいました。 着いた駅は、阪急電鉄の箕面(みのお)駅です。 地上駅の櫛形ホームですが片側の乗り場が無い頭端式2面2線ホームです。 大阪梅田から宝塚線急行で石橋駅まで行き、箕面線に乗り換えて終点まで。 乗り換えがスムーズなら25分位です。意外に都市部から近い所です。 阪急電鉄のサイトはhttp://rail.hankyu.co.jp/index.htmlです。 駅の近くに箕面温泉スパーガーデンがあり、何度も訪れている場所です。 その先に箕面大滝があります。大阪ではトップの紅葉の名所です。 やはり紅葉の時期だけのことはあり、多くの観光客でいっぱいでした。 単に温泉目的で訪れた時に比べて、駅がとても狭く感じられます。 満員の4両編成の電車から降りた人が一斉に北に移動する光景は圧巻です。 改札を出た駅前広場で、お弁当が山になって売られていたのに笑いました。 とりあえず駅を出て左にあるアズナス(コンビニ)で補給物資の調達です。 向こうで買うと高いので、あらかじめ缶ビールとおむすび。 混雑しててレジに時間がかかりましたが、こればっかりは仕方なしですね。 阪急箕面駅から箕面大滝までは、おおよそ2.8キロの距離です。 最初の数百メートルでは、もみじの天ぷらが至る所で売られています。 オフシーズンは閉まってる土産物屋も、この時期はフルオープン状態です。 500メートル程進めば、ひっそりとした静観な山道になります。 (まぁ実際は人が列をなして歩いているので全然ひっそりしてないですが) 木漏れ日の中、眼下に滝から続く川がひたすら並行する趣ある山歩道です。 坂はそれほど険しくなくて、なだらかでとても歩きやすいです。 途中に箕面公園昆虫館や瀧安寺があり、この辺りも紅葉が綺麗です。 駅からの上り下りの人の波が、一旦分断されるポイントでもあります。 特に瀧安寺は境内が広く、側に広場もあり眺めも良く一息つける場所です。 赤い欄干の橋が綺麗で和めます。境内の紅葉は真赤に色づき鮮やかでした。 滝周辺よりも、この瀧安寺境内の紅葉の方が赤かったです。 素通りせず、ちょっと階段を昇っただけで予想外の景色が堪能できました。 無計画な自分にとって、こうゆう偶然の発見は本当に嬉しいものです。 瀧安寺から先に進むと、滝に着くまでにいくつかの分かれ道があります。 その代表的なものは、五月山に向かう道と、勝尾寺に向かう道です。 勝尾寺もまた大阪にある数少ない紅葉の名所のひとつなのですが、 案内板には3.5キロ先と書かれてあり、急な傾斜が続く険しい山道です。 目的地の滝ですらまだ1キロ先。勝尾寺はついでに寄るレベルではなく、 さすがのいきあたりばったりな自分もパスしました。男は諦めが肝心です。 そんなこんなで写真を撮りまくりながら一時間以上かけて、箕面大滝到着。 綺麗な滝と紅葉を眺めながら、おむすびを食べて一休みしました。 美味しい空気を沢山吸って、煙草も2本程吸って、缶ビールを飲みました。 微量のアルコール摂取のせいか、帰り道は写真を撮れないほど酔いました。 …嘘です。先に散々撮りまくって登って来た道をただ引き返すだけなので、 帰りはデジタルカメラをポッケに仕舞い、純粋に景色を眺めながら…。 沢山撮った写真はアルバムBOXのミニアルバムに。 見頃のピーク前でしたが、それでも充分綺麗で良い目の保養になりました。 (2008/12/30) かず |
Chapter.21
箕面大滝・紅葉見物
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