まえおき 初秋の爽やかに晴れた休日、9月24日の日曜日。 急に何処かに出かけたくなって、気まぐれに部屋を飛び出しました。 ちょっとした『秋の行楽』と、しゃれこみたかったのです。 まずは三宮の2つ手前、阪急王子公園駅で下車。 神戸市立・王子動物園で、沢山の動物を見ました。 幼少の頃に、一度だけ来たと聞かされていましたが、 天王寺動物園と違って、まったく記憶に無い風景でした。 ここは、人気者のパンダ(興興と旦旦)をはじめ、 象、トラ、熊、ライオン、猿、サイ、鳥、キリン等、 160種類880体の動物がいます。 広い敷地内には、動物舎以外に遊園地や資料館もあり、 異人館の雰囲気たっぷりな旧ハンター住宅も見学できます。 王子動物園HPはhttp://www.ojizoo.jp/です。 そこで、せっかく神戸に来たんやから、 北野異人館に、足を伸ばしたいなと思いつきました。 くまなく園内を見て廻ると2〜3時間位は要するところを、 1時間半程で切り上げて、王子動物園をあとにしました。 三宮駅から、北に向かって20分程歩いた所に、 異国情緒が溢れる、異人館街があります。 しかし、そこでまた気まぐれが起こり、 電車で三宮駅に向かわず、西に1キロほど歩きました。 右手に新神戸駅、そのすぐ奥の山景色が目に留まりました。 急に山に登る事を決意。布引の滝を目指して駅の反対側へ。 お昼前で小腹も空いてましたが、てくてく山を登りました。 山登りなんて久しぶりで、結構いい運動になりました。 本当は、ハーブ園あたりまで登りつめたかったのですが、 さすがに布引の滝を眺めたあたりで、疲れがでてきました。 今度また別の山を、気合を入れて登ろうと思いました。 登ってきた山道を引き返す形で下山。新神戸駅から西南に。 今度は、北野通りの緩やかな坂に挑みました。 我ながら、自分はチャレンジャーだなと呆れかえりました。 デンマーク館に着いた頃、かなり足が痛くなっていました。 明日は確実に、筋肉痛に悩まされるだろう思いました。 それでも、異国情緒溢れる異人館が建ち並ぶ風景に、 心が和んで、夢中でシャッターをきりまくっていました。 風見鶏の館の前、ムーンプラザのベンチに腰を下ろして、 大道芸人の、箱を挟む芸を見ながら休憩をしていると、 やがて体力も回復し、元気が戻ってきました。 それにしても、ニューデジカメのスタミナはすごいです。 鬼の様にシャッターをきりまくり電源オンオフもウン十回。 1ギガのメモステが、埋まる程の写真を撮ったというのに、 まだ100分弱の余裕があると、表示されてました。 先代のサイバーショットだったら間違いなく無理な話です。 代用の電池を数回代えないと、こんなに沢山撮れないです。 時計は3時をまわってました。遅い昼食をとりに三宮へ…。 お腹も満たされ、少し街をぶらぶらしてから、大阪に帰ろう。 そう思ってましたが、足は何故か、三宮・花時計前駅に。 神戸市営地下鉄・湾岸線の、新長田行きに乗りました。 みなと元町駅で降り南に10分ほど歩くと、そこは神戸港。 ポートタワーが聳え立つ、中突堤中央ターミナルです。 結局、最後まで気まぐれな無計画散歩となりました。 メリケンパークにて、海や船を眺めることにしました。 日中は、9月末とはいえ、暑いくらいの陽気でしたが、 夕方の海から吹いてくる風は、本当に気持ち良かったです。 ポケットに手を突っ込んで、煙草をふかしながら、 波止場を歩きました。もうすっかり気分は、 西部警察パート2の、オープニングの小暮課長です。 チラっと振り返り映像が止まり役名テロップが下に、 船乗りさんが片足乗っける奴に足を乗っけてみたり。(妄想) 近所に大阪湾があるとはいえ、そこは他府県の珍しい風景。 旅の開放感も加わって、すっかり海景色を堪能しました。 結局、三宮センター街や、いくたロードへは立ち寄れず、 ぶらぶらとウインドショッピングは出来ませんでした。 だけど、西側の動物園、北側の山と、山手の北野周辺と、 最後に南側の海。神戸の街を、縦横無尽に駆け巡った半日。 充実感は相当なもんでした。撮影した写真も相当あります。 こんな感じで、港町・神戸散策は終了しました。 沢山撮った写真はアルバムBOXのミニアルバムにあります。 それにしても、半端じゃない距離を歩いたと思います。 帰宅は8時を過ぎ、心地よい疲れが身体を襲いました。 当然、翌日は筋肉痛で大変でしたが、それもまた思い出。 いつもの街を離れて、色んな景色を眺めるのが大好きです。 またいつかどこかへ…。 (2006/10/17) かず |
Chapter.15
港町・神戸探索
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