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Chapter.9

次回の銀河鉄道の停車駅

まえおき
鉄郎「メーテル!また、かずが変なページ作ったよ・・・」
メーテル「ほんと、かずはおかしなページばっかり作るわね」
かず「別にいいやん。フリーページなんやし。独特の口調で語る肝付兼太の名調子が大好きなんだ!」
車掌「私もこの声、大好きですよ。ハイ!渋いですよね♪」
そこには 絶えず物憂げな赤い風が吹きすさんでいた 空しい今日に飽きたジェロニモは 明日へ向かって許されざる引き金を引いた しかしその時
彼は遥か昔に失った昨日の自分を見たのだ 次回の銀河鉄道999は火星の赤い風にとまります

鉄郎よ 他人の為に自分を投げ出すことの出来る人の心の美しさを見ておけ 鉄郎よ 自分の為に他人を生贄にして憚らぬ人の心の醜さを見ておけ
次回の銀河鉄道999はタイタンの眠れる戦士にとまります

激しい宇宙の闇の中で 暗い過去を背負って生きる男 厳しい宇宙の風だから 情けを捨てて生きろと教える男 彼は宇宙の大盗賊
次回の銀河鉄道999は大盗賊アンタレスにとまります

太陽系の最果てに 冷たく光る氷の星 機械の身体に変える時 想い迷った人の星 人は 迷いの星と呼ぶ
次回の銀河鉄道999は迷いの星の影にとまります

果てしない宇宙は 無法の荒野 暗い闇の中に邪まな欲望が蠢いている 希望に煌く星を 打ち砕く者は誰だ 鉄郎よ 怒りの銃を抜け
次回の銀河鉄道999は彗星図書館にとまります

罠に掛かった獲物は死に物狂いで脱出を考える 宇宙の闇に暗く澱んだ重力の墓場 それは 孤独な女が仕掛けた悲しい人生の罠だ
次回の銀河鉄道999は重力の底の墓場前編にとまります

たとえ嵐が吹こうとも たとえ石ころだらけでも 自分の道は自分が決める 鉄郎よ 叫べ それが君の信念なら それが君の人生なら
次回の銀河鉄道999は重力の底の墓場後編にとまります

そこは銀河鉄道の分岐点 そこには人の出会いと別れがある そこには人の悦びと哀しみがある そこは人生の分岐点
次回の銀河鉄道999はトレーダー分岐点(前編)にとまります

老い先短い父の為に 幸せ願う母の為に 悲しい女の命の花は ただひたすら稔りを願う たとえそれが幻でも たとえそれがまやかしでも
次回の銀河鉄道999はトレーダー分岐点後編にとまります

宇宙は刻々と変化し 永久に定まる事が無いと言う 物は姿形があるからこそ 差別されると言う 人間もまた同じなら
変わる事の無い機械の身体を手に入れなければ と 鉄郎は想う 次回銀河鉄道999は不定形惑星ヌルーバにとまります

運命の化石化ガスが 若い2人の愛を永遠に引き裂いた それでも彼は命をかけて守り続ける 呼べど答えぬ美しき少女を 呼べど答えぬ化石の恋人を
次回の銀河鉄道999は化石の戦士前編にとまります

戦士よ 化石化ガスが迫り来る 君の人生に 決断の時は来た 戦士よ 幸せは 2人で化石に成る事か 1人残って生きる事か
次回の銀河鉄道999は化石の戦士後編にとまります

僕の身体は僕のもの 機械の身体は欲しくても 無理矢理人には渡せない  僕の中には流れてる 父さん母さんの血が 流れてる
次回の銀河鉄道999は二重惑星のラーラにとまります

希望は君の心の太陽 それは苦しみに震える心を暖めるだろう それは悲しみに濡れた心を乾かすだろう 君よ 命尽きるまで 心に希望の太陽を持て
次回の銀河鉄道999は水の国のベートーベンにとまります

蛍のように輝く人の住む星 人の美しさは身体の輝き具合で生まれながらに決まってしまうと言う 誰の目にも
フライヤの心の美しい輝きは見えない 次回の銀河鉄道999は螢の街にとまります

弱肉強食 それは生き物の世界を支配する掟だ たとえ非情でも その掟に従わなければ 全ての生き物は死に絶えるだろう
その優しくも悲しい星が ここにある 次回の銀河鉄道999は装甲惑星にとまります

人間の一生は運命づけられているのだろうか 自らの運命に逆らった時 その女に死が訪れた 人間は運命の悲しい奴隷なのか 人間は運命の寂しい召使なのか
次回の銀河鉄道999は泥のメーテルにとまります

寶かに鐘が鳴る 清く正しく美しく 生きていますと鐘が鳴る 鉄郎よ君には聞こえるか 嘘で隠した心の音が 見栄で飾った心の響きが
次回の銀河鉄道999はざんげの国にとまります

果てしない剛情を目指して ただひたすら進む一筋の道 その道に落ちるプロフェッショナルの影は なぜか哀しくそして寂しい
次回の銀河鉄道999はプロフェッショナル魂にとまります

形有る物はいつか必ず消滅する それがこの宇宙の法則だと言う 全ては一時の夢 全ては一時の幻 それを悟らずに生きている人間は不幸なのか 幸福なのか
次回の銀河鉄道999は枯葉の墓標にとまります

戦いに負ければ悲しく 戦いに勝てば寂しい 勝つ事を願い 倒す事を考えながら いつまでも競いあって欲しいと想う ライバル それは闘うべき友 愛すべき敵
次回の銀河鉄道999は海賊船クィーン・エメラルダスにとまります

喧嘩別れをして半分になった星 そこには認め合う事が出来なかった人間の 悲しい末路の姿が有る 助け合って生きていく事を忘れた人間の
愚かな最後の姿が有る 次回の銀河鉄道999は原始惑星の女王にとまります

感情の赴くままに 自分自身の為だけに 自由きままに振舞う女王 機動空間惑星を操る宇宙のあらゆる場所に 自由きままに現れる女王 その名はエゴテリーナ
次回の銀河鉄道999は次元航海惑星にとまります

煤煙で煤けた空 汚水の流れる河 汚れるに任せて生産に明け暮れる星 いくら豊かになっても このままではいつかこの星は破滅する
クローマリアの絶叫は空しい 次回の銀河鉄道999は鋼鉄天使にとまります

男の胸を冷たい風が吹き抜ける 風が泣いている 踏みにじられた愛に 風が叫んでいる 裏切られた恨みを 男の胸の風穴は 心が受けた傷の跡
次回の銀河鉄道999は白骨の歌にとまります

降り積もる雪の下で 貧しさが震えていた 凍り付いた雪の下で 母の心が凍えていた 母は悲しい鬼になった 愛する不憫な我が子の為に
次回の銀河鉄道999は雪の都の鬼子母神にとまります

メーテルの秘密を知らされた時 かげろう星の文豪はその恋心を捨てた メーテル 君はその寂しげな微笑の下に どんな秘密を隠しているのか
次回の銀河鉄道999はかげろう星の文豪にとまります

太陽が燃えていた 青空が輝いていた ジャングルが息吹いていた そこに科学文明の影は無い 叫べサケザン 自然に生きる悦びを 自然の生命の悦びを
次回の銀河鉄道999はサケザン大陸にとまります

ある日突然 故郷の星と共に この宇宙から消滅した人々は 今 その魂の無念を 果たせぬ夢を照らしながら 悲しく寂しげに光続ける
次回の銀河鉄道999は幽霊世界のフィラメントにとまります

罵り合い 殴り合いながら なんの拘りも無い 信じあい 許し合えるから なんの気兼ねも無い 荒々しくも心温かい人々の星 乱暴で陽気なユートピアが
そこにある 次回の銀河鉄道999は怒髪星にとまります

人生の旅に疲れて思い出すのは故郷の星 そこには希望が咲いていた 勇気が流れていた しかし今 男の希望は 男の勇気は 削り取られようとしていた
次回の銀河鉄道999は停時空間のかじられ星にとまります

たとえちっぽけでも たとえ目立たなくとも 1本のネジが欠けたなら 宇宙の仕組みも狂うだろう 宇宙の動きも止まるだろう 面を上げろ1本のネジ
胸を張れ1本のネジ 次回の銀河鉄道999はウラトレスのネジ山にとまります

そこは金色の星 人の身体もなにもかも 全てが金色に輝いていた しかし それは メッキの星 人の心もなにもかも 全てが虚飾で曇っていた
次回の銀河鉄道999はプレーテッド・シティの魔女(前編)にとまります

社会が人間の束なら 人間が習慣の束なら 少年よ 虚飾の習慣を打ち破れ その時 きっと君の社会は 真実の色で輝くだろう
次回の銀河鉄道999はプレーテッド・シティの魔女(後編)にとまります

男は閉じ込められていた 不信という名の闇の中に 男は人生を賭けた 親友と言う名の光を求めて 男は 闇に光を見た 小さな しかし 永久の光を
次回の銀河鉄道999は大酋長サイクロプロスにとまります

寂しい光は死に別れた悲しみの色 暖かい輝きは可愛がられた思い出の色  そこは 命が尽きた動物が主人と別れて集まる星 主人を偲んで暮らす星
次回の銀河鉄道999はミーくんの命の館にとまります

長老は城塞を築いた 他人を信じない壁で 自分を防御する鎧戸で しかし 長老は牢獄も築いた 自分を閉じ込める壁で 他人から孤立する格子戸で
次回の銀河鉄道999は卑怯者の長老帝国にとまります

そこは 目に見えない牢獄の星 心に希望が燃えていても 心に勇気が溢れていても 人は その鎖を断ち切れないのか 人は その壁を打ち破れないのか
次回の銀河鉄道999は霧の都のカスミにとまります

いつの世にも どこの国にも 傲慢な独裁者が現れる 勇敢な反逆者が立ち上がる この世界の有る限り 空に拡がる雲が沸く 雲を払う風が吹く
次回の銀河鉄道999は球状住宅団の大酋長前編にとまります

その時 独裁者に立ち向かった男の心には 天使の歌が聞こえていた そして今 独裁者を打ち倒した男の心には 悪魔の囁きが聞こえてきた
次回の銀河鉄道999は球状住宅団の大酋長後編にとまります

たとえ私の恋は破れ果てようとも 心の中の思い出だけは輝き続けるだろう 青春の記念碑だけは光り続けるだろう 君と見上げたあの夜の星のように
次回の銀河鉄道999はフイメールの思い出にとまります

夢を吹き払う様に 希望を吹き飛ばす様に 宿命の嵐が荒れ狂う 少年よ 嵐に立ち向かえ 君の勇気が 君の努力が いつか宿命を変えるだろう
次回の銀河鉄道999は嵐が丘のキラにとまります

希望の虹に向かって 今一人羽ばたく君よ 君は振り返らないのか 羽ばたきの風に散る悲しみのバラを 青春の風に舞う恋人の心を
次回の銀河鉄道999はワルキューレの空間騎行前編にとまります

憎んでも 復讐を果たしても 奪われた命は還らない ワルキューレ 娘達の魂に捧げよ 白骨の変わりに愛の祈りを
次回の銀河鉄道999はワルキューレの空間騎行後編にとまります

人間の生存を拒む様に 人間の生命を憎む様に 戦車の群れが襲い来る エルアラメインに吹く風は 戦争への反逆の歌 人間への復讐の歌
次回の銀河鉄道999はエルアラメインの歌声にとまります

格子の無い牢獄で 悲しい奴隷が殺し合う 闘う事が生きる事 殺す事が生きる事 ライフルグレネードは地獄の戦場 ライフルグレネードは残虐の舞台
次回の銀河鉄道999は永久戦斗実験室前編にとまります

たとえ命尽きるとも 君の希望は滅びはしない 君の勇気は滅びはしない 戦争の荒野に 平和の花が咲くまでは 奴隷の大地に 自由の風が吹くまでは
次回の銀河鉄道999は永久戦斗実験室後編にとまります

瞳に映る暁の光 唇が唄う建設の歌 髪にそよぐ未来の風 助け合い 信じ合い 希望へ向かう 明日の星 理想へ歩む これからの星
次回の銀河鉄道999はこれからの星にとまります

人を苦しませて喜んだ女 人に疎まれて死んだ女 死んだ後までも 人を苦しませて疎まれる女 そこは悪意の暗闇 そこは悪霊のトンネル
次回の銀河鉄道999は亡霊トンネルにとまります

その星は汚れなく透きとおっていた 子を見守る瞳の様に その星は優しく柔らかだった 子を抱きとめる胸の様に それは宇宙に生きる母の星
次回の銀河鉄道999は透明海のアルテミス前編にとまります

なんて優しいんだ なんて悲しいんだ 僕は思い出す 僕の目の前で死んでいった母さんの事を この星を死なせはしない 母さんを殺させはしない
次回の銀河鉄道999は透明海のアルテミス後編にとまります

君は僕と瓜二つ 姿も心もそっくりだ だからきっと掴めるさ 君にも僕にも掴めるさ 同じ希望の青い鳥 挫けるな鉄郎 もう一人の鉄郎
次回の銀河鉄道999は鏡の星の鉄郎にとまります

終わりの無い夏の星にも 限り有る命の秋が来る 冷えていく命の冬が来る 降り頻る蝉時雨 それは滅びのバラード
次回の銀河鉄道999は終わりなき夏の物語前編にとまります

優しい心が 人生の壁を破る時がある 人生の敵を倒す時がある 鉄郎よ 忘れるな 君の優しい心が 時には銃に勝る事を
次回の銀河鉄道999は終わりなき夏の物語後編にとまります

人間が賢いとは限らない 動物が愚かだとは限らない 人間の知性が 真実を見誤る時が在る 動物の本能が 真実を見極める時が在る
次回の銀河鉄道999は冷血帝国後編にとまります

絶望のトンネルに出会っても 君よ挫けるな 歯を食いしばり 歩み続けろ 暗闇の向こうには 明るい出口が待っている 輝く希望が待っている
次回の銀河鉄道999は足音村の足音にとまります

働く苦しみから逃れる心 働く悦びを忘れた心 鉄郎よ 君の中にも そんな怠け心が 醜く育ってはいないか 望ましく膨らんではいないか
次回の銀河鉄道999はなまけものの鏡にとまります

少年の日 人は誰も 希望の目を遠い空に向ける 何処かにきっと青い鳥が住んでいると 人は誰も 足元の青い鳥には気付かない
次回の銀河鉄道999は大四畳半惑星の幻想前編にとまります

希望は青い鳥 探しに行っても見つからない 幼い夢から覚めた時 少年は 別れを告げた 銀河を駆ける宇宙列車に 青春の日の幻影に
次回の銀河鉄道999は大四畳半惑星の幻想後編にとまります

みかけだけでは 何も解らない 話してみなければ 心は解らない みかけだけの誤解が 愚かな争いを生む 話してみない断絶が あさましい闘いを生む
次回の銀河鉄道999は夜のない街にとまります

何が正しいのか 何が誤りなのか それは誰にも決められない 鉄郎よ 忘れるな 君が正しいと信じても 君が誤りだと思っても それが絶対では無い事を
次回の銀河鉄道999はヤミヤミの姉妹にとまります

ここは沈黙の星 人は誰も 密告を恐れて声を潜める しかし私ははっきりと言いたい 心の底から叫びたい 愛する人に 愛していると
次回の銀河鉄道999は沈黙の聖地にとまります

死んだあとに女王は心を残した それは命を限られた人間の せめてもの願いなのか 滅び行く生身の人間の 哀しい望みなのか
次回の銀河鉄道999は交響詩魔女の竪琴にとまります

ここは不老不死の星 人々は死ぬ悲しみも生きる喜びも知らない 弔い それは死ぬ悲しみを味わう儀式 生きる喜びを得る儀式
次回の銀河鉄道999は霧の葬送惑星にとまります

たとえ修行を積んでも たとえ心理を悟っても 人を救う事は難しい 愛が無ければ 誠が無ければ 人の心は動かせない 人の心は変えられない
次回の銀河鉄道999は宇宙僧ダイルーズにとまります

人は 誰にも触れられたくない秘密がある 隠しておきたい秘密がある 好奇心という名の星よ わが身を抓って人の痛さを知れ 秘密を暴かれる人の辛さを知れ
次回の銀河鉄道999は好奇心という名の星にとまります

メーテル 君はいつも僕を見ている 優しく美しい微笑で でも君の瞳には寂しい星が光っている メーテル この宇宙の果てには
いったい何が待っているんだ 次回の銀河鉄道999はC62の反乱にとまります

人間の定めた法律が 人間の生活を苦しめている 人間の生命を奪っている 例え人柱となろうとも 私は その法律に立ち向かう 私は その法律を打ち破る
次回の銀河鉄道999は心やさしき花の都にとまります

たとえ不毛の大地でも 仲間の心が流れている 仲間の心が照っている だから私は耕し続ける 命尽きた仲間の夢が芽吹くまで
次回銀河鉄道999は賽の河原の開拓者にとまります

人類の知識を越えた生き物がいた 千恵を越えた科学があった そこは宇宙の深遠に浮かぶ未知の大陸 暗黒の星雲に潜む神秘の惑星
次回の銀河鉄道999は大暗黒星雲アフリカ前編にとまります

科学を信じ 科学に溺れた民族 人の心を踏みにじり 人の声に耳をかさなかった民族 その末路は悲しく その涙は暗黒の空間を漂う
次回銀河鉄道999は大暗黒星雲アフリカ後編にとまります

つらくても 苦しくても 人の情けにすがりたくない 挑む事が人生なら 闘う事が人生なら 自分の力を試してみたい 自分の力で生きてゆきたい
次回の銀河鉄道999は17億6千5百万人のくれくれ星にとまります

人間の歴史は 侵略と抗争の歴史 強い民族が弱い民族を虐げてきた 弱い民族が強い民族にはむかってきた そして今 この星にも
次回の銀河鉄道999は水の国のシャイアン前編にとまります

ふるさとは僕を産んだ母 僕が帰る家 例え荒れ果てても 例え住みにくくても 僕はふるさとを見限りはしない 僕はふるさとを見捨てはしない
次回の銀河鉄道999は水の国のシャイアン後編にとまります

雨がふる やむ事の無い雨が 雨がふる 呪われた色の雨が しとしと しとしと それは魔女の雨音 それは魔女の囁き
次回の銀河鉄道999は喰命聖女前編に止ります

メーテルの命の灯が 燃えている どんな炎より明るく どんな炎よりも美しく メーテル 君の命は何を願っているのか 何を想っているのか
次回の銀河鉄道999は喰命聖女後編にとまります

ギターは泣いている 敗れ果てた男達の夢を ギターがしのんでいる 燃え尽きた男達の想い出を ヘビーメルダーに吹く風は 男が流す涙色
次回の銀河鉄道999は時間城の海賊前編にとまります

人は誰も 時の流れに逆らえない 人は誰も 過ぎた時を戻せない 例え過去に還っても そこにはただ 想い出の風が吹いているだけ
次回の銀河鉄道999は時間城の海賊中編にとまります

裏切られたと解かっても 私は後戻りはできない 永遠の時の流れの中に  想い出の涙を残して 私の愛は朽ち果ててゆく
次回の銀河鉄道999は時間城の海賊後編にとまります

少女よ 掟に縛られて人を愛する事が出来ないなら その掟を 破ればいい 少年よ 後悔の涙のうちに一生を送るより その命を 真っ赤に燃やせばいい
次回の銀河鉄道999は短かな生命の物語にとまります

それが生きる事なら それが正しい事なら 君よ 逃げ出すな 君よ 立ち向かえ 不屈の意志がある限り 君はいつか 輝く明日を見るだろう
次回の銀河鉄道999は第3生命帯にとまります

棘の大地に 血と汗の足跡を残して 男は夢を追い続ける 例え報われなくても 例え命と引き換えても 男は決して悔やみはしない それが男の人生だから
次回の銀河鉄道999は巨象の星にとまります

人は 夢を追い 夢に破れて 生きる悲しみを知る 夢を追い 夢を満たして 生きる喜びを知る 夢を追う事 それは 人が生きる事
次回の銀河鉄道999は愛の幻影惑星にとまります

父さんも 母さんも 僕の為に生き 僕の為に死んだ 父さんが 母さんが もし生きていたら 僕は決して 見捨てたりはしない どんなに辛くても 苦しくても
次回の銀河鉄道999は親知らず星のUFOにとまります

1人では生きられない人間 2人になればいがみ合う人間 神の造りたまいし星で いとなみを始めた時から 人間は 試されていた
いがみ合わないで 生きられるかと 次回の銀河鉄道999は海からきたエルザにとまります

人間は 力だけでは生きられない 命に限りがあるならば 力はいつか滅亡する 人間の誠の力 それは 健全な肉体に宿った不滅の心
次回の銀河鉄道999は運命の分れ星にとまります

拳銃が灯を噴く それは哀しい命の灯 それは限り有る命の灯 宿命に生きるガンマンよ 君は命と引き換えに 何を狙い何を撃つのか
次回の銀河鉄道999はガンマン哀歌にとまります

凍えそうな風の中に 哀しげな足跡を響かせて どこへゆくのか雪女 降り積もる雪の上に 寂しげな陰を落として どこへ帰るのか雪女
次回の銀河鉄道999はアンドロメダの雪女前編にとまります

私は機械の女 生身の身体を捨てた時 人間の心も捨てました 私は冷たい雪女 生身の身体を捨てた時 温かい心も捨てました
次回の銀河鉄道999はアンドロメダの雪女後編にとまります

暗く澱んだ海の底で 人間の憎しみが崩れてゆく 人間の争いが沈んでゆく 君よ 光り輝く海の上へ 愛を抱いて浮き上がれ 平和を求めて浮き上がれ
次回の銀河鉄道999は海底都市の最期にとまります

人間は人間の立場でしか 相手を考えない 人間より力の弱い生き物が 人間に虐げられる昆虫が どんな気持ちでいるのか それは螢子にしか解からない
次回の銀河鉄道999は昆虫惑星の螢子にとまります

この世で誰よりも優れている 子供をそう信じたい母親が居る 母親の愛に歪められた 母親の愛が創り出した 自分だけの小さな世界
次回の銀河鉄道999はヤーヤボールの小さな世界前編にとまります

獅子は子供を谷へ突き落とす 小鳥は子供を巣から追い払う たとえ非情に見えても たとえ冷酷に思えても そこには本当の母親の愛がある
次回の銀河鉄道999はヤーヤボールの小さな世界後編にとまります

クロは知っている 生身の身体を捨てた時から 機械の身体になった時から 人間の心が 温かさを失う事を 人間の心から 優しさが消える事を
次回の銀河鉄道999はフライング・クロ前編にとまります

フライング・クロ 君は空飛ぶ猫 自然の命の温かさを知っているなら 自然の命の優しさを知っているなら とこしえに大空をかけろ 青い小鳥のように
次回の銀河鉄道999はフライング・クロ後編にとまります

限りある命だからこそ 滅んでいく命だからこそ 人は必死に生きようとする そして何かを残そうとする たとえそれがちっぽけでも たとえそれが目立たなくても
次回の銀河鉄道999は宇宙に残った一冊の本にとまります

鉄郎は知った 望みが創り出した心の世界を 願いが創り挙げた幻の世界を 自分も気付かなかった メーテルへの想いを 自分も知らなかった
メーテルへの憧れを 次回の銀河鉄道999は四次元エレベーターにとまります

生きものに命があるように モノにも命がある よく見るがいい よく聞くがいい ガラクタが怒っている ガラクタが泣いている 途中で使い捨てられた恨みを
次回の銀河鉄道999はルーズゾーンの妖怪にとまります

夢は人間の心の翼 心の翼が無かったら 心の翼をもがれたら 自由の彼方へ飛び立てない 希望の人生を羽ばたけない 夢は人間の心の翼
次回の銀河鉄道999は永遠の夢追い星にとまります

生きもの同士が殺しあう事 それも自然の知恵だと言う それも自然の掟だと言う 神が自然を創ったと言うなら なぜ自然は非情なのだろう
次回の銀河鉄道999は聖女王の反乱星にとまります

アリババの星に風が吹く 乾いた砂塵の風が吹く 奪う事が生きる事 生きる事は奪う事 盗賊の星に風が吹く 冷たいエゴの風が吹く
次回の銀河鉄道999はアンドロメダ千夜一夜前編にとまります

たとえどんな事があっても 人から奪って生きたくは無い もし僕に出来るなら 人に与えて生きていきたい 自分の心に有るものを 他人の心に無いものを
次回の銀河鉄道999はアンドロメダ千夜一夜後編にとまります

永遠の命 それは人間に何を与えるのだろう 人間から何を奪うのだろう 果てしない闇の彼方に輝く星よ おまえだけは その答を知っているのか
次回の銀河鉄道999は若き戦士の伝説にとまります

人は生まれた時から 一人では生きて行けない だから人は友を求めて 友を作る 人という字が示している 人は支え合って ともに生きる
次回の銀河鉄道999は幽霊駅13号にとまります

争そっても ルールを守る 闘っても 敵を敬う それが騎士道の心だと言う だけど僕には解からない ルールを守れば 敵を敬えば 人を殺してもいいと言うのか
次回の銀河鉄道999はキリマンジャロの鳥人にとまります

永遠の命が 二人の人生に何をもたらしたのか それは満ち足りた幸福では無く 虚しい退屈だった 鉄郎よ 永遠の命は 君の人生に何をもたらすのか
次回の銀河鉄道999はマカロニグラタンの崩壊にとまります

蒼くかげる宇宙の闇を 寂しげな汽笛を響かせて もう一両の999号が行く メーテル それはあなたの過去の夢なのか それはあなたの未来の幻なのか
次回の銀河鉄道999はメーテルの旅前編にとまります

鉄郎よ 憎しみを捨てて心を開け 心を開いてよく見るがいい 生身の人間が いつも善人とは限らない 機械の人間が いつも悪人とは限らない
次回の銀河鉄道999はメーテルの旅後編にとまります

永遠の夢とは 君の人生に幸福の灯を燈すもの 君の人生を不幸の闇につつむもの その答は 誰に聞いても解からない その答を出すのは
鉄郎よ 君自身なのだ 次回の銀河鉄道999は惑星こうもりにとまります

希望に光る星の海を渡り 夢を秘めた空の闇を抜けて 999号の汽笛が鳴る 今 少年の日の旅が終わる 鉄郎よ 君の人生の汽笛が鳴る
次回の銀河鉄道999は青春の幻影さらば999前編にとまります

メーテル あなたは再び帰っていくのか 少年の日の夢の中へ さらばメーテル さらば999 さらば少年の日の夢
次回の銀河鉄道999は終点青春の幻影さらば999後編に到着します
(2005/06/19)
かず


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