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Chapter.7

刑事・探偵・事件モノ・ベスト10

長くなるので今回はまえおきを省略。なお、名探偵コナンは別格なので除外します。
第1位 特捜最前線テレビ朝日系 水曜22時 509話
1977年4月6日〜1987年3月6日(436話以降木曜21時からに変更)
メインキャスト 二谷英明 藤岡弘、 誠直也 大滝秀治 西田敏行、荒木しげる、夏夕介
当時子供だった私が今改めて見ても重いこのドラマを夢中で見てた理由は実に単純なものでした。
その前に放送された仮面ライダー藤岡弘、さんや、秘密戦隊ゴレンジャー誠直也さんが出てること。
ただ、好感を抱いてる俳優さんが、刑事として登場しているという事だけで見ていました。

当然、幼い私に深い内容は100%理解できる訳も無く、変身しない彼達が、悪い人を捕まえて、
日本の平和を守っているんだ・・・くらいにしか、感じ取れなかったのではないかと思います。
それでも、彼等の活躍を毎週楽しみに見ていました。
親も暗いからと言って見なかった番組を、ずっと夜遅くに一人で見てた少年はやがて大きくなって、
徐々に大人の話も理解できる様になり、やっぱり特捜最前線は面白いと、再認識しました。
そう再認識するには、10年間509話というのはたっぷりすぎる程の期間だったと思います。
さぁ大人になったぞ、さぁどんなディープな内容も受け止めてやるぜ!と、身構えた頃に、
そうか解かるようになったか!良かった!じゃバイバイと終了された時は哀しかったです。

その後、更に時が過ぎ、歳をとり、再び再放送などで見る度に、その面白さを痛感しました。
そのうえ、古き時代の当時の街の映像やファッションや流行を見ることで、
リアルで放送を見ていた幼少の頃を、思い出すノスタルジーも得られました。
断片的に記憶してたエピソードが一つに繋がり、理解不能だったものが理解できました。
まるで途中でほったらかしたパズルが急に埋まっていくかの如く、
一気に完成し、解決し、解明し、感銘し、感動しました。
もはやこれを超える作品には、今のテレビ番組がどうのこうのでは無く、
また理解に苦しむ子供に戻りでもしない限り、出会えないのではとさえ感じております。
特捜最前線の内容は・・・、
神代課長が率いる、特命捜査課の心優しき戦士達が非常の犯罪捜査に挑みます。
特捜最前線の曲については・・・、
オープニングは曲が2種類あります。森山周一郎さんがナレーションの初期のやつは渋いです。
次の矢印バージョンで一変し、アップテンポな曲に変更され、いきなりのイントロがカッコいいです。
仮面ライダーでもお馴染みな中江真司さんの「天に地に…」のナレーションが入ります。
画面半分が覆面車走行、もう半分が刑事達のカットイン、青背景に白矢印がよく映えてました。
次に、そのあと長年続く、太陽がバックのメジャーなオープニングに変更されます。
曲は固定で、キャストスチールやナレーションの変更が繰り返されます。
対してエンディングは、一貫して10年間、チリアーノさんの愛の十字架が流れていました。
毎回流れてる訳ですから、私はこの曲を軽く3000回以上聴いている計算になります。
特捜最前線とは・・・、
テレビ朝日が22時台にニュ―スステーションという報道番組を帯で平日の5日間放送する為、
それまであった22時台のドラマ枠が一斉に排除もしくは引越しという事態になりました。
そのあおりで、特捜最前線は水曜から木曜に移動させられ、
同時にリフレッシュを計り、1話から頑張っていた吉野刑事を殉職させました。
それが原因で無いにしろ、そのあと1年とちょっとで番組は終わりました。残念です。
特捜最前線で良かった回は・・・
凶弾・神代夏子死す!凶弾II・面影に手錠が光る!は、二谷さんの迫真の演技に驚愕しました。
人造人間キカイダーのジロー役の伴直弥さんが神代課長の娘を撃ったのに驚かされた前後編です。
津上刑事の殉職も壮絶だったし、ここだけの話ですが窓際警視シリーズも良かったです。
第2位 あぶない刑事日本テレビ系 日曜21時 51話
1986年10月5日〜1987年9月27日(続編は88年10月〜89年3月金曜20時25話)
メインキャスト 柴田恭兵 舘ひろし 浅野温子 仲村トオル 中条静夫
劇場版も5作を公開するほどの超人気作品でした。再放送も頻繁にやっていたので、
四半世紀以上を生きている人で、これを知らない人はいないと思います。刑事ドラマでこの作品を、
駄作だ、つまらんと非難するあまのじゃくな人も滅多にはいないと思います。タカとユージの、
絶妙なコンビネーションが圧巻で、オシャレで軽快なBGMのリズムと共に展開される事件と、
アクションが楽しいです。時代と共に映像も作品の世界感も色あせてはいくものですが、
心に刻まれた、あぶ刑事によって受けた衝撃はいつまでも光り輝いて鮮明に残っています。
あぶない刑事の内容は・・・、
神奈川県警港警察署捜査課を舞台に、ダンディでクールな鷹山敏樹刑事と、
おしゃれでユニークな大下勇次刑事が大活躍します。
あぶない刑事の曲については・・・、
オープニングは、2人の射撃シーンで開始します。タカ目線で港署に入り、課長の元へ行くまでの間、
すれ違う刑事達がストップしテロップが挟まれます。再び射撃でメインタイトルの表示です。
エンディングは舘ひろしさんの「冷たい太陽」です。続編の もっとあぶない刑事では曲変更し、
「翼を拡げて〜OPEN YOUR HEART〜」になりました。どちらもバックスチールは同じで、
港近辺の廃倉庫を走る2人を、カタカタ途中で止まったりする映写機で見てる風の映像です。
個人的にはあぶない刑事フォーエヴァーの「CRY OUT〜泣いていいよ」が大好きです。
あぶない刑事とは・・・、
次回予告の2人のナレーションが面白いです。漫才やってるみたいで大好きです。サブタイトルの、
二文字熟語も、おしゃれでカッコいいです。BGMも爽快で、恭兵さんの挿入歌にもしびれました。
タカとユージの会話はアドリブ性も高く、ボキャブラリーも豊富で、何度見ても楽しめます。
横浜のおしゃれな街並みを、派手なスーツにサングラスで走る映像はまさに動くファッション誌です。
当時2人がCMでやってたポッカコーヒーとポカリスエットとの交換とかは本当に絶妙でした。
あぶない刑事で良かった回は・・・
奇襲奪還動揺生還狙撃不惑が好きです。映画では、もっともあぶない刑事が好きです。
苅谷さんとの対決は迫力あったし、宿敵・銀星会との決着を付ける内容で面白かったです。
第3位 さすらい刑事旅情編テレビ朝日系 水曜21時 7シリーズ
88年10月12日〜95年3月22日 宇津井健 三浦洋一 高木美保 植草克秀 蟹江敬三
旅情編のタイトルにいつわり無し!です。まさに全国各地を飛び回り捜査する香取刑事達。
拳銃を使用したアクションはTの一度だけです。まして爆破シーンや殉職は存在しません。
香取と西園寺の雰囲気も良かったし、香取と桜田の漫才も面白かったです。
三浦洋一さんをはじめ味のある演技が出来る役者さん達の暖かさが伝わって感動出来ます。
さすらい刑事旅情編の内容は・・・、
鉄道警察隊東京駅丸ノ内分駐所の捜査班が、主にJR駅構内や列車内での殺人を取り扱い、
その捜査範囲は東京駅のみにとどまる事は無く都内はもちろんの事、関東甲信越へと伸び、
時には北陸や東北や信州といった、景色の良い場所へとおよびます。
そのさいは、主題歌BGMをバックに香取刑事の列車説明もあったりして視聴者に親切です。
さすらい刑事旅情編の曲については・・・、
オープニング前に汽笛と共に機関車が走り、香取刑事のタイトルコールがあります。
数分の冒頭ののち、イントロがかぶり、メインタイトル続いてサブタイトルが表示されます。
その背景は東京駅の赤レンガで、「さーここから出発するよ!」というメッセージを感じ取れます。
次々と疾走する電車にモノクロ静止画の刑事達がカットインして、キャストテロップが表示されます。
テーマ曲はUのスローながら重みのあるやつが好きです。Vで変更し、以降は固定されました。
W〜Zと毎度アレンジが施されますが、Vからの曲が代表テーマソングになりました。
エンディングはUとVが好きです。情景たっぷりな町並みや風景が流れるものと、
その回のシーンを繋ぎ合わせた回想パターンがあり、どっちもゆったりとひたれます。
さすらい刑事旅情編とは・・・、
Vから登場の桜田と香取の妹・恵理との関係は、それ以降のシリーズのお楽しみとなります。
頻繁にキャスト変更ありましたが香取刑事の頼りになる所と面白い所を併せ持ったキャラと、
熱い山崎に、きっちり引き締める高杉ががっぷり組めば、
正直あとはどうでもいいじゃんみたいに思える程の不動の布陣がUで完成されていたと思います。
1つ挙げるなら香取と良い雰囲気だった西園寺の降板は非常に残念ではありましたが、
風子も千秋も頑張ってたし、河原もわりと好感キャラだったので、不満には感じませんでした。
さすらい刑事旅情編で良かった回は・・・、
Uの特急ひたち・送られてきた婚約指輪と、途中下車のトリック・疑惑の美人目撃者
Vの裏切りの寝台特急北斗星・歪んだ愛情に、信州安雲野・結婚サギにあった女
が好きです。特にVの告訴訴せず!!通り魔に襲われた女は、
ラストでの香取に西園寺が泣き言を言うシーンに感動しました。いつも強がっている西園寺が、
香取に見せた弱い部分が、事件の哀しい結末を増長させ辛くなりましたが、香取のしぐさや表情が、
暖かく西園寺に慰めかけた事で、なにか救われた感じがしてホッとさせられたのを覚えています。
第4位 西村京太郎トラベルミステリーテレビ朝日系 TBS系
元祖は土曜ワイド劇場の西村京太郎トラベルミステリー 1979年よりテレビ朝日系で放送されて
のちに月曜ミステリー劇場で西村京太郎サスペンス・十津川警部シリーズが放送開始しました
最初の頃の十津川警部が三橋達也さんで、亀井刑事が愛川欽也さんの作品に魅力を感じます。
どちらかと言うと亀井刑事主体で描かれており、愛川さんの愛嬌のある楽しい演技に、重厚な、
三橋さんが引き締める役割で挟まれていい感じです。森本レオさんもいいアクセントになってます。
また、渡瀬恒彦さん演じる十津川警部は、原作同様に正義感とか男気が上手く表現されていて、
その熱すぎる演技を冷ます役割で、伊東四朗さんの亀井が口を挟むバランスのよい感じです。
どちらも、それぞれがいい色を持っていて、まったく違った感覚で楽しめます。
西村京太郎トラベルミステリーの内容は・・・、
警視庁捜査一課の敏腕警部である十津川は、部下の亀井刑事や西本刑事らと共に、
難しい事件に挑みます。彼らが担当する事件は、列車内での殺人や、地方での殺人が多いです。
西村京太郎トラベルミステリーの曲については・・・、
土曜ワイド劇場のこの作品用に用意されたBGMはオープニングとエンディングで曲調を変えてます。
冒頭ののち、関係ある列車の説明を愛川さんが語ります。画面は停車駅を記した路線図で、
バックにうっすらとその車両が走る映像がかぶさります。「特急○○は上野を○時○○分に発車。
途中、停車駅は大宮、高崎、(中略)、終点金沢には○○時○○分に到着する。およそ○○○キロ、
○時間○○分の旅である。」そして列車疾走タイトル表示と共にアップテンポ版のBGMが流れます。
エンディングは事件解決後に、半数以上は海岸や岩場で、十津川が「やりきれんな」と言い、亀井が、
「行きましょうか。」と言いスロー版のBGMと共にテロップが流れます。どちらも渋いです。
西村京太郎トラベルミステリーとは・・・、
土曜ワイド劇場の森本レオさんが演じる西本刑事は、亀さんと行動を共にする事が多いです。
後半重要な事を思い出す事が多く「カメさん!ほら、あの時の!これあのときの○○ですよぅ。」と、
気がついていない亀さんに助け船を出したり、なにか気付いた時には「カメさん、こーゆーことは、
考えられませんか?」と推理を話すことにより視聴者にヒントを与える事も多々見受けられます。
この森本さん独特の口調に愛川さんのビックリした顔が見れると、「相変わらずの名コンビやな」と、
感動してしまいます。一方、月曜ミステリー劇場では十津川と亀井が屋台でラーメン食べるシーンが、
結構あります。伊藤さんは本当に旨そうにラーメンを食べるなぁ〜といつも感心しながら見てます。
西村京太郎トラベルミステリーで良かった回は・・・、
好きなのは、L特急踊り子号殺人事件愛と死の飯田線豪華特急トワイライト殺人事件
ミステリー列車が消えた!などです。
第5位 横溝正史シリーズ毎日放送系 土曜22時 2シリーズ
1977年に第1シリーズ 翌1978年に第2シリーズを放送 古谷一行 長門勇
多数映像化のなか、一番原作に忠実でおどろおどろした雰囲気が怖かったのはこのシリーズだと、
思います。Tは6作品、Uは9作品、各作品を2〜6週に分けて1時間づつ放送されてました。
当時子供だった私には、この番組の怖さといったら半端では無く、それでも夢中で見ていました。
和製ホラー要素のあるこの番組の中で、和みキャラ長門勇さん演ずる日和警部の存在は必須です。
横溝正史シリーズの内容は・・・
私立探偵の金田一耕助の元へ依頼が届きます。
大概の人はあまりにもむさくるしい彼の風貌に、呆れ不安を感じますが、
一見、頼りなさそうに見える金田一は、逆立ちをして考え、見事な推理力を発揮します。
横溝正史シリーズの曲については・・・、
オープニングに関しては、笛の音をバックに横溝正史シリーズTorUのタイトルバックのみです。
初回はプロローグ、2回目以降は古谷一行さんのナレーションで前回までの内容が語られます。
決まって「僕、金田一耕助です。」で始まる古谷さんの声に前回の映像がうつされていました。
そのあとメインタイトルが数秒表示されます。悪魔の手毬唄の場合、怖い手毬唄が流れました。
エンディングでは主題歌「まぼろしの人」が流れます。雰囲気的によく合った怖くて良い曲です。
横溝正史シリーズとは・・・、
今でこそ小説や度重なる映像化で、犯人もトリックも周知の状態ですが、これが放送当時は、
さっぱり予想出来ず1週間が長く感じました。逆にこれがお楽しみ要素でもあります。
最後はだいたいが目の前で犯人に服毒自殺され「あっ!しまった!」と頭をかきむしる金田一。
そんな刹那感を和らげる様に、毎回帰京する金田一に日和警部が声をかけるラストが印象的でした。
横溝正史シリーズで良かった回は・・・、
一番好きなのは夏目雅子さんが出ていた悪魔の手毬唄、次に竹下景子さんが出ていた女王蜂
最高傑作の誉れ高い獄門島、他にも不死蝶三つ首塔悪魔が来りて笛を吹くが好きです。
第6位 はみだし刑事情熱系テレビ朝日系 全8シリーズ
1996年〜2004年に放送 柴田恭兵 風間トオル 風吹ジュン 樹木希林 前田愛
さすらい刑事の後番組である恭兵さんの風の刑事・東京発!はシリーズ化されませんでした。
その次に登場したのがこの番組。見事にパート8までシリーズ化され8年間楽しめました。
柴田恭兵さんの魅力は、さすらい刑事に似た感じの風の刑事の鉄道警察隊の風間刑事に比べて、
はみ刑事の高見刑事の方が勝ると思います。さすらい刑事の要素は大好きでしたが、
このはみだし刑事で、あぶない刑事のユウジとはまた違った恭兵さんの魅力に出会えました。
はみだし刑事情熱系の内容は・・・、
所轄と本庁の垣根をなくして、広範囲での捜査ができる広域捜査隊を舞台に刑事達が活躍します。
新しく着任した根岸課長は、高見刑事の元妻であり、その流れで娘のみゆきとも再会します。
みゆきに自分が父である事を告白せずに接する高見刑事の、はみだした捜査が課長を悩ませます。
はみだし刑事情熱系の曲については・・・、
オープニングに関しては、シリーズ前半はタイトルバックのみ挿入でした。
後半はメインテーマBGMをバックにキャストテロップありでカットインのパターンに変更しました。
エンディングは1シリーズごとに変更します。個人的には中島みゆきさんの「愛情物語」が好きです。
パート1の同じく中島さんの「たかが愛」が最終章でも何度か使用され感動したのを覚えてます。
毎回、エンディング曲が流れる直前に、川柳が入るとこも面白かったです。
はみだし刑事情熱系とは・・・、
自分が父だとみゆきに告白(パート4)してから、面白さが激減したようにも思います。
ある意味、この物語の核だったので、告白は最後のとっておきの展開だと期待していました。
告白後の高見刑事とみゆきとのシーンは、感動はあってもそれまでのドキドキはゼロになりました。
2人の心境の変化を描きたかったと想像できますが、みゆきの出番が減り役者変更する始末でした。
あとは課長との進展が楽しみとして残ってましたが、徐々に番組への情熱が失速した感じもします。
それでも毎週見てたのは、恭兵さんの刑事としての演技に惹かれている事に他ならないわけです。
ようは、人物ドラマとして導入部分で夢中になり、刑事ドラマとして最後まで楽しめた感じです。
はみだし刑事情熱系で良かった回は・・・、
やはり前半のが多いです。パート2のバスジャックの話は本当に良かったと思います。
パート3の兵吾と玲子・離婚の理由と許されぬ愛…も核心が明らかになって感動しました。
拡大版スペシャルの東京〜那覇〜渡嘉敷島・愛と死の復讐殺人も面白かったです。
第7位 西部警察全3シリーズ
1979年〜1984年 渡哲也 石原裕次郎 舘ひろし 寺尾聰 三浦友和
石原軍団の真骨頂である、爆破、銃撃戦、マシンアクションの3つにポイントを置いてます。
この3つを派手に展開して、楽に見れて手に汗握れる、痛快娯楽活劇といった感じです。
一番に鳩村刑事が大好きで、仮面ライダーのおやじさんの小林昭二さんも刑事やってました。
西部警察の内容は・・・、
西部署の大門部長刑事をリーダーに、大門軍団が悪に向かって立ち向かう刑事ドラマです。
T前半でこそ普通の刑事ドラマっぽいとこもありましたがUで進化しアクション度が倍増します。
西部警察の曲については・・・、
オープニングは曲も映像も、1より断然2と3のワンダフルガイズのほうが良いです。
刑事達のカットインが素晴らしく、爆破シーンもたっぷり魅せて、パトカーぶっとんでます。
エンディングの直前、ラストのほのぼのとした映像に石原裕次郎さんの曲がかぶさります。
エンディングはOP曲のショートバージョン。役者は登場せず、マシンが並んで走るシーンです。
西部警察とは・・・、
タツとして初期に出てた舘ひろしさんも、チンピラのイメージだったけどかっこよかったです。
絶命・炎のハーレー(30話)で「さ、寒いよ」と言葉を残して殉職した時は悲しかったけど、
西部最前線の攻防(109話)で鳩村刑事としてよりおしゃれになっての再登場は嬉しかったです。
この鳩村と沖田刑事とのコンビは良かったし、Vでの山形刑事とのタッグも魅力的でした。
これらのペアでのやりとりや、得意のバイクアクションと、銃撃アクション、そしてよく似合う、
サングラスにスーツやコートのファッションなどが、のちのあぶない刑事に継承された感じです。
西部警察で良かった回は・・・、
地方ロケが多く、それらは話の規模も大きくて面白かったです。博多、静岡、広島、名古屋、福島。
再び福岡・博多、山形、宮城、岡山・高松、そして最後の方でようやく大阪・京都・神戸・大津。
この関西3部作は、見慣れた風景での大門軍団の活躍に喜んだのを覚えています。
最終回は3時間スペシャル。これもスケールでかいなーと思います。大門の壮絶な最期でした。
第8位 特捜戦隊デカレンジャー04年〜05年 載寧龍二 木下あゆ美
とにかく遊び心満載で造られた作品で、単なる戦隊ヒーロモノではなく、立派に刑事ドラマしてます。
特撮番組が好きで、なおかつ刑事ドラマが好きな自分には、見事にツボにはめられました。
バン、ホージ、セン、ジャスミン、コウメの5人はお茶の名前で、お茶の間にアピール。
指揮官は犬のおまわりさん。更に刑事犬ならぬロボット犬も登場。犬好きな自分にはマルです。
ひとつ非道な悪事を憎み、ふたつ不思議な事件を追って、みっつ未来の科学で捜査、
よっつよからぬ宇宙の悪を、いつつ一気にスピード退治、ジャッジメントタイム!
これにて一件コンプリート! メガロポリスは日本晴れ!
特捜戦隊デカレンジャーの内容は・・・、
地球に侵入した宇宙の犯罪者達と戦い人々の安全と平和を守る5人の戦士の物語です。
ちなみに、S.P.Dが総称で、スペシャル・ポリス・デカレンジャーの略です。
特捜戦隊デカレンジャーの曲については・・・、
オープニングは、あたまにナレーション導入で、懐かしい雰囲気を漂わせていて最高でした。
各個人のカットインも、走っているとこなんか太陽にほえろ!っぽいし、いい感じです。
エンディングのささきいさおさんの曲は、ジャズっぽくて楽しいです。
茉莉花とウメコの活躍した回には、別の曲がEDになり、こっちもかなり楽しいです。
特捜戦隊デカレンジャーとは・・・、
茉莉花の懐かしいギャグ台詞は、30代以上(ギリで20代後半)でないと解からないサービスです。
これをサービスと言っていいか疑問ですが、基本的にお約束の多いのは大好きです。
番と宝児の「相棒!」「相棒と呼ぶな!」は、同局の刑事ドラマ相棒の宣伝だし、
仙のシンキングタイムも、金田一耕助や同局のあばれはっちゃくそのまんまです。
20年前のアイドル石野真子さんをキャストしたり、とにかく大人へのアピールは最高な番組でした。
随所に、よく刑事ドラマで見かけるシーンを散りばめていて、終始感心させられました。
特捜戦隊デカレンジャーで良かった回は・・・、
サイレント・テレパシーレインボー・ビジョンツインカム・エンジェルファンキー・プリズナー
アンソルブド・ケースワイルドハート・クールブレインフォーエバー・デカレンジャーです。
このようにサブタイトルは、全てが英語のカタカナ書きでした。また、劇場版も良かったです。
ムービーバージョンの曲を用意したり、「絶対に許さんぜよ!」のパロディーも面白かったです。
第9位 スケバン刑事1985〜1987 全3シリーズ
中康次さん、蟹江敬三さん、萩原流行さん、味のある渋いサポート刑事達がかっこいいです。
長門裕之さんは頭としては貫禄ばっちりでした。ここまでは普通の刑事ドラマです。
3シリーズとも、拳銃ではなく金属製のヨーヨーを武器に悪と戦う少女が主人公です。
スケバン刑事Vは、刑事対犯罪者ではなく、まったくの忍者対忍者です。
来宮良子さんのナレーションも、時代劇っぽく、BGMも忍者活劇の雰囲気でした。
スケバン刑事の内容は・・・、
警察機構が入り込めない所で暗躍する犯罪を阻止する為に、潜入刑事として初代麻宮サキが誕生。
初代は死刑執行直前の母を助ける為、2代目は幼少の頃に仮面を被せられた謎を暴く為、
3代目は父を殺した謎の組織を倒す為に、それぞれが暗闇指令の元、桜の代紋を預かります。
スケバン刑事の曲については・・・、
オープニングは無く、いきなりストーリーが始まり、タイトルバックのみ挿入します。かっこいいです。
エンディングはもうアイドルソングのプロモーションそのものといった感じで数回変わります。
過去の名場面などが上手く散りばめられて、見てて楽しいつくりにしてあるところはいいと思います。
キャストテロップで、謎の登場人物の役名の下に役者名?マークを付けてたのは、なかなか良いです。
スケバン刑事とは・・・、
とにかく、はなからつっこむ所を沢山用意してあるので、それを素直に楽しんでいました。
Tでは最後のほうまで顔を隠し(バレバレだったが)Uでは最後に敵親玉を銃殺とおいしく活躍し、
Vでは5回程タマに出てきてはその存在感をアピールしていた暗闇指令長門さんがいい感じです。
Vの1話で、捨て子として九州で育てられた少女が、東京に父と2人の姉がいると聞き上京します。
ベランダで少女に手を振って迎える父に、少女が走り近付いた時に家が爆発。そしてつづく。
この強烈なインパクトで始まって、最後は化け物退治です。完全に刑事ドラマの枠を超えてます。
スケバン刑事で良かった回は・・・、
3つとも最初のほうは1話完結でも、後半は連ドラっぽくいい所でつづくになる事が多かったです。
斉藤由貴さんが真剣にギャグっぽく刑事ドラマし、南野陽子さんの少女鉄仮面伝説で更にハジけて、
浅香唯さんの少女忍法帖伝奇でいくとこまでいった感じです。そんなパートVが一番好きでした。
徐々に非現実性が大きくなったけど、物語の完成度もステップアップしていった感じがします。
最初は弱く2人の姉のお荷物的存在だった末娘が、戦う度に学び成長し、そして悲しい運命を知り、
やがて巨大な悪を倒す。このロールプレイングゲーム的な展開がたまらなかったです。
第10位 ワイルド772年〜73年 川津祐介 小野進也
原作の少年漫画を元に、子供向けにドラマ化された30分番組ですが、原作自体がハード路線で、
それを抑えたテレビ版にもかかわらず、子供が楽しむには酷な内容だったと思います。
ある程度、戦闘シーンを楽しくさせたり、原作に無い敵組織を作ったり、バイクシーンを魅せたりと、
いろいろ努力してたなーとは感じます。まわりで見てる人が少なかった、マイナー番組です。
ワイルド7の内容は・・・、
法律の網を潜ってのさばる悪を退治する為に、元警視庁のエリート刑事・草波が組織を作りました。
集められたメンバーは皆が死刑囚で、危険な任務をこなせる能力の持ち主ばかりです。
悪には悪で対向し、逮捕ではなく退治する警察の秘密組織ワイルド7。奴らが来たなら戸を閉めろ!
ワイルド7の曲については・・・、
オープニングの「なにかありそうなワイルドセブン」の歌詞はインパクト大で、かっこよかったです。
白バイ隊の連携疾走シーンで、所々に銃撃乱射シーンがカットインされてていい感じです。
各刑事のカットインも欲しいとこですが充分いいオープニングだったと思います。
対してエンディングは、ちょっと飛びすぎてた感じがしました。
ワイルド7とは・・・、
草波役の川津祐介さんがことごとくおいしく見せ場に登場し、とにかく目立ってました。
原作では黒ぶち眼鏡をかけたいかにもエリートといった感じの風貌で全く前線に出ず、
指令を下すだけの役割だったのに、大きく設定を変えられてました。
また第1話でいきなりリーダーの峰岸徹さんが死んで、ビックリしました。(主役と思ったので)
弟の大陸がメンバー入りするのですが、原作の飛葉の兄ちゃんは坊さんになってたの覚えてます。
ワイルド7で良かった回は・・・、
団次郎さんがゲストの200KM/H心中と、サスペンスタッチだった洗脳された映子です。
この2つは、原作かけはなれ度が半端でなく、どうせやるならここまでせななと思わせました。
第11位 古畑任三郎
冒頭の語りも素晴らしいし、犯人をおちょくる話術はまさに和製コロンボ。今泉いじめも面白いです。
犯人が犯行を犯すシーンをまず見せてから、ひょっこり古畑警部補が出てくる展開が楽しかったです。
好きだった対決は、小石川ちなみ、米沢八段、大宮十四郎、小暮音次郎、小清水潔、林功夫。
第12位 Gメン’75
香港カラテシリーズばかりがよくとりあげられますが、自分にとってはそれよりも結構レアな、
若林豪さんと島かおりさんのエピソードと、宮内洋さんが頑張ってた時期が好きでした。
第13位 刑事貴族(最初の16回)
主題歌の「抱きしめて」は、いい曲。電話ボックスを叩き壊すシーンが印象に大きく残っています。
ボコボコの黒の60年型ムスタングもかっこ良かった。牧の殉職シーンには衝撃を受けました。
第14位 俺たちは天使だ
最後はかなり運が良かったのを覚えてます。ダーツとナビさんが好きでした。
第15位 京都迷宮案内
PART2〜5が特に好きです。「違う!」「あー!」指3本、強火ライターのお約束がお気に入りです。
第16位 風の刑事 東京発!さすらい刑事はみ刑事÷2の様な作品です。
第17位 探偵物語予告の松田優作さんのナレーションが良いです。
第18位 大都会PARTVのテーマ曲はカッコいいです。
第19位 大追跡恭兵さんが初めて刑事役をやった作品です。
第20位 鉄道公安官さすらい刑事の前世的な作品です。
第21位 ゴリラ・警視庁捜査第8班 第22位 噂の刑事トミーとマツ
第23位 熱中時代・刑事編 第24位 勝手にしやがれヘイ!ブラザー
第25位 おみやさん 第26位 太陽にほえろ! 第27位 夜明けの刑事 第28位 明日の刑事
第29位 富豪刑事 第30位 俺たちの勲章 31 こちら本池上署 32 相棒
33 踊る大捜査線 34 はぐれ刑事純情派 35 往診ドクター事件カルテ 36 部長刑事
37 大空港 38 代表取締役刑事 39 金田一少年の事件簿 40 刑事くん
41〜50 きらきらひかる・沙粧妙子〜最後の事件・山村美紗シリーズ・宇宙刑事ギャバン・新宿鮫・ハングマンシリーズ・刑事犬カール・はだかの刑事・ケイゾク・愛しの刑事
かなり偏った好みですが、以上のような感じです。ベスト10と言いながら50位まで表示しました。
見てみるとテレビ朝日系、または70年代後半〜80年代の作品が多いような気がします。
この頃は、本当に刑事ドラマが多かったし、探偵・事件モノの番組がいっぱいありました。
80年頃から2時間ドラマが多くなり(1時間ドラマ枠が減り)90年頃にトレンディードラマが増え、
徐々に刑事ドラマは少なくなり、いつしかドラマ自体が10話前後のものばっかになり、
刑事ドラマのシリーズ化はあっても、1年以上続く連続ものが無くなってしまい残念です。
(2005/03/17)
かず


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