File.16 標的は毛利小五郎!!

今回で5回目となる、週刊少年サンデーの応募者全員プレゼントの企画。
名探偵コナン・標的は毛利小五郎!!少年探偵団丸秘調査のビデオが、
今月の6日に届いた。
最終応募締め切りは6月1日。まだ一ヶ月以上ある。
これから送って、夏頃に到着したものを見る人もいるだろう。
既に応募したけど、まだ到着してない人もいるだろう。
少々ネタバレも含むのでご注意を・・・。
標的は毛利小五郎!!少年探偵団丸秘調査
学校の授業で、街で働く人を見学して話を聞いてくることになった。
同じ班のコナンと少年探偵団達は、早速どこに行くかを話し合う。
うなぎ屋がいいという、小嶋元太のくいしんぼうな提案は却下された。
エステサロンがいいという、灰原哀の冗談も受け入れられなかった。
そして、円谷光彦が選んだところは、毛利探偵事務所。
探偵の仕事をあれこれと質問する吉田歩美達の対応にまいっていた小五郎は、
「仕事があるから」と言って事務所を飛び出した。
少年探偵団達は、小五郎のあとを尾行することにしたが・・・。

冒頭の10分は、ざっとこんな感じである。
元太、光彦、歩美のつたない尾行にまったく気付かない小五郎。
更にそのうしろを追っていた江戸川コナンの、
「気付けよな、探偵なんだから」という呆れた台詞が面白い。
やがて小五郎は、ある男を張り込むが、
その男が拉致された事によって、コナン達は小五郎と合流する。
ここからは、ごく普通のいつもの展開で、
小五郎達はコナン達と一緒に、身代金を運ぶ被害者を尾行する。

毛利小五郎の行く所、必ず人が死ぬという定説は当てはまらなかった。
殺人も起きないし、犯人当ても無いシュールなお話だった。
麻酔針も発射されず、眠りの小五郎も出番無しだった。
かろうじて、おっちゃんの見せ場はちょこっと用意されていた。
コナンキックもしっかり魅せてくれた。
そして、いつもの様に最後のオチも万全。
標的は毛利小五郎!!少年探偵団丸秘調査
しかしなんだか物足りない。
テレビで絶対放送されない原作無しのオリジナルストーリーという点で、
お宝的要素を考えたら面白いと言える。
たった25分の物語だし、
テレビでも1話完結の話ならこんなもんだろう。
でも・・・正直なところ、期待が大きかったと思う。
前作の第4弾・コナンとキッドとクリスタル・マザーの様な、
スリルは感じられなかったし、キャスト面でも見劣りするのは否めない。

前作の感想はこちら

第1弾は、まじっく快斗とヤイバが登場し、
サンデーの青山3作品の『豪華顔合わせ』といった楽しみがあった。
初企画とあって、かなり冒険してる作品。良かった。

第2弾は、コナンを含めコナンの周りのオールキャスト16人が揃い、
16人全員が容疑者といった贅沢な作品だった。
事件自体は?だけど、顔ぶれの多さで○だ。服部平次登場に満足。

第3弾は、平次が出てるだけで、もう文句なし! 百点満点。
第4弾は、キッドのみならず黒羽怪斗に青子も登場。
対決シーンもバッチリで、列車内での攻防が魅力。良かった。
応募者全員プレゼントビデオ5本
過去の4作品がいずれも楽しい作品だったので、今回はちと残念。
普段の面々でのお話なんだから、
もうちょっと気の利いたエピソードや、意外な展開を望むのだが、
応募者以外には発表しない30分というのに限界があるのだろうか。
それでもファンだから、駄作というハンコは押したくない。
あえてこれはこれで一つの標準点な作品としておいて、
来年も、おそらくあるだろう第6弾に期待をかけるとしよう。
つうかもうそろそろビデオテープじゃなくDVDでお願いしたい。

以上、好きゆえに辛口な意見となってしまった。

(2005/04/28)

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