File.15 コナン10年目突入

今から約9年前、1996年1月8日月曜日19時30分。
1つの少年漫画がアニメ化されて、放送開始となった。
この月曜7時台は、かなり昔から、日テレ・よみうりテレビがキー局となり、
東京ムービーが製作する、原作漫画付きのアニメを放送している。
古くは『あしたのジョー2』や『新ド根性ガエル』や『元祖天才バカボン』や、
『ルパン三世パート2』等の、パート2や続編タイプが多かった。
その後には『キャッツアイ』てのもあった。いずれも1〜3年位の放送。
そして週刊少年サンデーから『タッチ』以来、久々のロングセラーとなった、
『名探偵コナン』が放送され、今年の1月17日の放送で丸9年が経った。
長期間、人気を誇りながら10年目突入となった。

1996年は、すべての始まりの年。
1〜4話の放送時は名探偵コナンの存在を知らず、5話から見始めた。
おっちゃんを眠らせて、コナンが声を変えて事件を解決。
この王道パターンも少年探偵団発足も、なにもかも全てはこの年から始まった。

1997年は、名脇役が登場の年。
服部平次に、怪盗キッド、かっこいい主人公の味方・ライバル的存在が登場。
両者とも滅多に登場しないが、その登場回のインパクトは反則級に強力。
劇場版も公開され、認知度や人気は上昇する一方だった。

1998年は、安定の年。
初の120分スペシャルに、映画も第2弾公開と、安定した人気を確率。
大好きな小松未歩がオープニングとエンディングの両方を担当したのもこの年。
1年を通じて前後編が多くなったのも、この頃からのように思える。

1999年は、第二のヒロイン登場の年。
新年一発目の2時間スペシャルで、灰原哀が謎めいて登場。コナンに接触。
彼女の登場によって、そして黒の組織の秘密も徐々に明らかになってきた。
本庁の刑事恋物語シリーズもこの年にスタート。佐藤刑事は第三のヒロイン?

2000年は、黒の組織大活躍の年。
黒の組織との再会や、命がけの復活の、長編が印象大。1週も見逃せない状況。
物語の核心である、黒づくめとの攻防が多く描かれた年だったと思う。
愛内里菜と倉木麻衣が曲を担当したのもこの年から。パラパラも話題に。

2001年は、新たな謎勃発の年。
英語教師に、ニット帽、シカゴから来た外人。いわくありげな新キャラが続出。
コナンの正体を、知っているのか知らないのか、黒の組織との関係は。
謎が謎を呼ぶ新展開に、息つく暇も無い急展開が魅了した、深い年だった。

2002年は、更なる飛躍の年。
昨年の謎を引き継ぎ、新一の頃の古き事件も取り入れ、その繋がりが明らかに。
謎は深まり、物語に厚みが増し、逆を言えばもはや途中参加不可能状態。
30分単発の1話完結な回が5回(翌2003年も)しかなく、濃厚な1年。

2003年は、原作が追いつかない年。
もはや原作無しのオリジナルだけでは、年52週の放送が埋まらず、
過去の再放送や番組改変期の特番をじゃんじゃん導入し、放送を休む始末。
僅か41回の放送と減少する一方。それでも揺れる警視庁に迷宮の十字路は秀作。

2004年は、不動の地位確立の年。
初の2時間半スペシャルが放送。黒の組織と真っ向勝負は最高の出来だった。
多くの再放送で遂に39回と減少は続く。再放送でも視聴率は取れ揺るがない人気。
コナンはいつのまにか青いブレザーを着なくなって、どんどんファッショナブルに。

そして・・・2005年は・・・、
10周年までに、いったい何が起きるのか楽しみは膨らむ。
『サザエさん』と『ドラえもん』に続く超長編ロングヒットアニメ目指して、
これからも頑張って欲しいものだ。もちろん、これからもずっと応援していく。

(2005/01/24)

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