File.10 銀翼のタイムトラベル

毎年恒例となったよみうりテレビの、
映画公開直前のスペシャル番組。
去年の「迷宮の十字路」の公開前には、
実写でアナウンサー登場のバラエティー色が濃い、
「名探偵コナン的京都旅」が放送された。
これはこれでなかなか面白い宣伝方法だと思う。
実際に舞台になった京都を映したり、コナン知識をアナが覚えたり、
実写まじり特有のほのぼのとした特番として面白かった。

そして今年は・・・
4月10日の午前11時、映画公開1週間前に、ひっそりと放送。
今回の『銀翼のタイムトラベル』は阿笠博士が大活躍。と言うか、
彼が開発した対話型プロファイリングソフトクリスティーズYPが、
怪盗キッドの紹介や過去のエピソードの解説を交えながら、
映画『銀翼の奇術師』の情報を探し博士に報告するといった造り。
声を担当した長井秀和のとぼけた台詞回しが楽しかった。

いきなりコナンメインテーマで番組が始まりコナンのタイトルバック。
それを割ってキッドが登場。「ちょっとまったぁ〜主役の座は頂くぜ」
1時間SPと映画のシーンをキッドがキザに紹介するシーンが流れる。
「おおっ! 今回は案内役にキッド自ら?!」
・・・淡い期待で見ていたら、
PCをいじる阿笠博士にシーンが移り、
クリスティーズとの対話が始まった。

それにしても毎回毎回趣向を変えての構成にはおそれいる。
従来通りコナンをあまり知らない人が見ても解かる様に、
内容を親切丁寧説明し、
最終的には映画の宣伝にきっちり持っていく30分番組。
『銀翼のタイムトラベル』はやはりキッド中心で懐かしいシーン満載。
そして大野克夫愛内里奈も登場。
今回青山剛昌が出なかったのが残念。
彼のおとぼけトーク楽しみだったのに・・・。
大野は相変わらず華麗な演奏シーンで魅せてくれた。かっこいい。
愛内はさすが大阪出身だけあって、
インタビューシーンではバリバリの関西弁。
一番笑ったのはクリスティーズの好きだよ新一・わ〜〜の吹き替え。
最後のオチは途中に予想が出来たが、
やっぱ美味しいトコ持ってくね彼は。

これまた毎年恒例の特番放送の終わりにある視聴者プレゼント。
今回も希望商品の2品ともを別々に2枚づつ応募した。
がどうせまた当たらないだろう。

(2004/04/13)

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