File.1 名探偵コナンとの出会い

あれは8年前の事。
「胸がドキドキ」がどんなアニメで流れているのかな?
そんな軽い気持ちが、「きっかけ」だった。

それまで俺は「名探偵コナン」の存在を知らなかった。
週間少年サンデーを読まなくなって、随分経っていたから、
漫画の名探偵コナンは読んでいなかった。

名探偵コナン連載開始から随分前の話になるが、
当時サンデーでは、石渡治が大好きだった。
他には、あだち充・村上もとか・池上遼一が好きだった。
当然、石ノ森章太郎の漫画も読めたし、
結構当時のサンデーは、好みが多くて面白かった。
(別に今のサンデーが面白く無いとは言わないが。)
ジャンプとマガジンがトップ争いを繰り広げてる時代
俺はサンデーが一番面白い少年誌だと思ってた。

それがいつの間にか読まなくなってしまったのはいつだったか。
あまり確かな記憶では無いが、
石渡治の「火の玉ボーイ」が終わり、「B・B」の中盤の頃で、
当然その頃には「タッチ」も、
「仮面ライダーBLACK」も、連載が終了していたと思う。
だから青山剛昌の作品は、
「YAIBA」も「まじっく快斗」も読んで無かった。

たまたま、ハイロウズが主題歌を歌うと言う事で覗いてみたんだ。
しかも1話からじゃ無く、最初に見たのは「新幹線大爆破事件」。
その頃のオープニングでは、
しっかりと「身体が縮んでしまったいきさつ」が説明されていた。
これはのちに無くなったから、今初めて見る人には少し辛いかも。
でも初期はカッコいい「メインテーマ」をBGMにして、
しっかり説明してくれていたし親切だった。

少年漫画が原作で、主人公が小学生との前知識から、
まったく油断して軽く見ていたが、
いきなり度肝を抜かれた感じだった。
面白かった。すごくミステリーだし、スリルもあった。
トレインミステリーが好きだった俺にとって、
「新幹線」と言うキーワードも、かなりきた。
おまけに悪の組織という、わくわくする存在も効いた。
そしてコナンのキャラクター。これが何よりカッコいい。

見た目はほんとに「おぼっちゃん」である。
青いブレザーに蝶ネクタイ。眼鏡もしっかりかけてる。
絵に描いた様な「おぼっちゃん」だ。(元から絵に描いてあるのだが)
謎解きで見せるコナンの真剣な表情と、
高山みなみの迫真の語りはまさに「名探偵」だった。
普段子供の振りをしてとぼけている時とのギャップが、
メリハリがきいていて実に良い。
とにかく初めて見てこれ程「胸がドキドキ」した作品は久びさだった。

それから俺は8年近く、すっかりコナンに惚れて見続けてる訳だが、
今回は、まず出会いの事だけでお話しして、おしまい。

(2004/01/27)

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