名探偵コナン411話〜424話


第411話 神社鳥居ビックリ暗号(前編)
コナンと少年探偵団達は阿笠博士と共に、森へ昆虫採集に来ていた。
なかなか昆虫が取れないでいる探偵団達に、阿笠博士が暗号を提示。
暗号が解ければ、用意した宝にたどり着けると話した。

哀に、すぐコナンに頼るのは良くないと言われた探偵団達は、
自らの力で解読を試みるが解けない。しかもコナンも解けないでいた。
カタカナで書かれた「マルムシニテント」に苦戦するコナン達。
その夜、コナンの携帯に蘭から連絡が入った。園子と海に来ていた蘭。
宿泊先のホテルで殺人事件がおこり、蘭達も襲われかけたと言う。
コナンズヒント「縦と横」
本当に簡単な暗号と、親切すぎるヒントに拍子抜け。『マルムシニテント』は裏返して左90度回転。『Teiu』はiをlにして一番左下に点を付けて、裏返し右90度回転で、解読可能!犯人も決まり!なんか見てる途中でガサゴソと、書くもんを用意して、濃いマジックで、裏に映る様に書いた自分も笑えた。でもって暗号が解けると、コナンがマルムシについて、蟹・甲殻類のうんちくを語るあたりがマヌケに見えた。 これは簡単にコナンが解いたら後編に続かないからだ。で、タイトルにある、『ビックリ暗号』とは、簡単で『ビックリ』すると言う意味に間違いない。これは製作者が、タマには簡単に解ける謎をだして、喜んでもらおうという夏休み視聴者全員プレゼントだ。今回一番のヒットは、やっぱり園子のタイトルコール。BGM付きで、名づけて…「〜っていうか殺人事件」!ちゃちゃ・ちゃちゃ・ちゃちゃちゃちゃ〜ん♪ あとは消去せずに保存したコナンの行動も面白かった。けっこう、こうゆうとこ、リアルに描いてるなと思う。普通は、言われたとおり消さないし。
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第412話 神社鳥居ビックリ暗号(後編)
蘭達の宿泊先で殺害された男は窓にダイイングメッセージを残していた。
アルファベットで「teiu」と書いてあったが、意味が理解出来ず、
蘭が新一に助けを求めて電話をしてきた。しかしコナンは解読できない。
事情聴取の為、警察に来ていた蘭と園子は仕方なくホテルに戻る事に。

一方、阿笠博士の出した暗号にも頭を悩ませていると、
元太の何気ない行動と、歩美の何気ない言葉で、コナンが遂に暗号解読。
あえて解けた事を告げず、みんなが答えられる様にヒントを並べる。
ようやく自分達の力で答えをだし喜ぶ元太達の横で、博士から、
暗号を考えた時の状況を聞いたコナンは「teiu」の意味に気付き…。
コナンズヒント「表と裏」
「口元が緩んだあの憎々しい顔。多分彼はもう・・・」さすが哀、するどい! 観察力と洞察力はたいしたもんだ。しかし解読が遅いコナン。「俺とした事がこんな暗号に…」まったくだ。蘭の方の謎にも気付くのが遅すぎだ。だけどそれが結果、物語後半をスリリングにさせてて、なかなか良かったと思う。展開としては「まる」。途中で蘭と園子が車に乗ったりするあたりは、犯人が既に解ってないとドキドキできない。その辺の意味も含めて、やはり簡単な暗号にしたのは、単なる夏休みプレゼントだけでは無かったようだ。エンディングあとに一気に解決というのも、一見は、ずるい締めくくり方の様にも思えるが、蘭なら後先考えずにキックするよなと妙に納得させられた。突っ込みどころは、最後に削除されて悔しがるコナン。顔を洗ったあとは朝ごはんだと想像した元太。笑えた。そして、村のはずれの寂れた銭湯に、あんなにぞろぞろと、お客さんがやって来るのかといった、ひどい矛盾。ほんのちょっとのシーンだったが凄い違和感を感じた。
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第413話 完全半分犯罪の謎
小五郎は自らの体験を『名探偵マグレ』の脚本家3人に話す事になり、
コナンと日売テレビに来ていた。会議室には井上プロデューサーと、
脚本家の佐久間・香田・八神の4人が、打ち合わせを初めていた。

八神が飲み物が無いと言い、新人の香田が、みんなの注文を聞くと、
給湯室に行き、コーヒー3つと日本茶1つを持ってきた。
一方、局内の喫茶店で待機していた小五郎の携帯に井上Pから電話が。
小五郎達が会議室に向かうと、飲み物を飲んで絶命した八神の姿が…。
コナンズヒント「二つのカップ」
本放送なら幼稚園に入る前だし、ビデオで見たとしても、小学1年生。惜しい。もう少しだ。みんな、もっとこの少年が、おかしいと疑うべきだ。こんなに熱く探偵ドラマに熱中する珍しい6歳を、珍しいままで流す大人達の多いこと。途中で確立の話がでてきて、タイトルの意味を納得。劇中の探偵ドラマのタイトルの『名探偵マグレ』も、おっちゃんのすっとぼけ推理にひっかけてあったようだ。実際はマグレ当たりでさえもごく稀にしか出ないのだが…。トリックというよりは、やけくそ的な犯行に驚いた。それは、コナンがラストに思うところに全く同感だ。ブルーな気分にさせられたあと、これまた毎度の事ながら、EDあとの、おっちゃんのはちゃめちゃぶりに、コナンが呆れる御馴染みのシーンで和ませて終了。いわゆる、コナンの王道的で無難なストーリーで、マグレに置き換えれば、犯人以外の脚本。…というのはちょっと言いすぎか。
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第414話 青い鳥を追う探偵団
コナンと灰原と少年探偵団は、C組の紺野由香の家にやって来た。
由香が飼っている青いインコを見せてもらう事になっていた。
だが、誰も居ないはずの紺野宅から坂口慎也が出てきた。
彼は米花大学工学部の研究所に勤務する、由香の母親の友人らしい。

由香に挨拶をする坂口だったが、由香は素っ気無い態度をとった。
皆を部屋に案内する由香だったが、インコが小さくなってることと、
言葉を発しない異変に気付いた。その様子を伺い動揺する坂口は…。
コナンズヒント「醤油」
本当にコナンは物知りだ。鳥について詳しすぎる。雄と雌の見分け方や、野生の鳥の習性とか、病気になった鳥の状況とか、色々とよく知ってる。なんとなく勉強になったような気がした。笑えたのは2箇所、まず紺野由香宅に訪問時、中に泥棒がいると思い、身構える元太と光彦が、事もあろうか、縦笛を握り締めての臨戦態勢をとった。そんな短くて頑丈でないもんを武器にするとは・・・。まだ、背中にしょってるランドセルを振り回した方が、よっぽど攻撃力あるとおじさんは思うぞ。次に、毎度きめてくれる灰原哀の大人発言、「つまり彼女の母親とは、それ程親しい仲って訳ね」笑えた。これを制して哀を押すコナンも面白い。追い討ちをかけるように「あら押さないでくれる」今回は哀ファンに大サービスだったような気がする。内容は、父に先立たれた母娘と、新しいお父さんの話。探偵団振り回されるの巻。冒頭の怪しいシーンが短くて、もしやと思っていたら案の定の最後だった。まぁ、それでも光彦なりにしっかり頑張ってたし、ラストの「良かったね家族が出来て」にはしんみりした。こういった展開も、あり、かなと納得させらた1話だ。
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第415話 仏滅に出る悪霊(事件編)
小五郎は国友家の執事・赤塚から悪霊の呪いを解いて欲しいと依頼を受けた。
発端は二年前、国友淳大が見た悪夢。半年後は淳大を乗せた車の事故。
そして奇妙な文面で「我は五人目の魂」と書かれた、謎の脅迫状。
それらを含む5つの事件が、全て仏滅の日に起きている事が明らかになった。

国友夫婦、セキュリティー会社社長・関口、運転手の綿引、そして、
シェフとハウスキーパーの先崎親娘と出会った小五郎、コナン、蘭。
屋敷を見て回ったが、これといって手掛かりの見つからなかったコナン達。
用意された2階の部屋のベランダで物音を聞いた。ベランダに靴を発見。
見上げると3階のベランダで首を吊った関口の遺体が・・・。
コナンズヒント「癖」
新OPが、とにかく良かった。倉木麻衣が歌う「Growing of my heart」は素晴らしい。ハイテンポで、サビの部分が盛り上がるこの曲に、躍動感のあるカットの連続が、雰囲気合ってて良かった。剣道のとこじゃない方、振り返る服部平次がカッコいい。この平次のワンカットだけでも、充分に満足なのに、FBIの3人やら、黒組織の新キャラ(多分)の、渋い絵も登場していて、緊迫感もタップリだった。コナンVS黒組織の進展を思わせるこの新OPを見て、おそらくあるであろう年末年始のSPに期待がかかる。3週間ぶりとなった本放送は3部作の第1部、事件の発端。この回のネクストコナンズヒントは『癖』だった。容疑者達は潔癖・神経質・先端恐怖・高所恐怖といった症状。いづれも癖というのとは違う気もするが、これらのどれかに、あの犯行の違和感が関わるのだろう。EとNの謎も気になるところだ。次回の疑惑編で犯人が特定できる何かが見つけられるか。BJの声の横溝警部や、多分3週目に寝るおっちゃんに、負けないように、推理を楽しみたいなと思う。最後のコントの、コナンと蘭は面白かった。冗談抜きで、指紋鑑定するべきだ蘭。ってな訳で、次回のコナンズヒントは『指紋』。そういや携帯電話の指紋こすりロック。全然使ってない…。
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第416話 仏滅に出る悪霊(疑惑編)
13年前に、国友淳大の船が沈む海難事故があり、船に乗らなかった、
綿引、先崎親娘、赤塚が、それぞれ家族を亡くしていた事がわかった。
容疑者となった彼らは、潔癖症・神経質・先端恐怖症・高所恐怖症。
斜めに傾いた脅迫状や、高いベランダと階下に広がるとがった鉄柵。
潔癖症の運転手は、淳大夫婦と医者に行っていたのでアリバイがある。
コナンは癖や症状があるフリをしているだけかもしれないと疑うが…。

警察の取り調べが始まったが、犯人に脅え、部屋にこもった淳大。
淳大の妻・安栄が部屋につながるインターホンで淳大を呼んだその時、
インターホン越しに淳大が何かに襲われる様子が聞こえて…。
コナンズヒント「指紋」
容疑者4人のうち、犯行時間に車で移動中の運転手以外は、みな犯行不可能な状況だが、そう思わせる為に、わざとそういった症状や癖を演じていた可能性もある。また、逆の可能性もある訳で、症状や癖は本物でも、神経質なのに、わざと字がずれている予告状を出したり、ベランダに出ずに犯行できるトリックがあるかもしれない。でもパターンなら、そんな芝居が出来る3人ではなくて、一人目の犯行にアリバイのたった、運転手が怪しい。13年前に失くなったのが、父と弟という同性の為、面影とかが似ていれば、主人を驚かすには充分だし。ネクストコナンズヒントも兄弟だし・・・。あとは最初の犯行のアリバイが崩れれば決まりだと予想。しかし本当に運転手が潔癖症なら、いろいろ触る前に、フキフキしなきゃいけないから、大変かなとも思う。今回も例にもれず、犯人は簡単に見抜けても、トリックやアリバイ崩しが奇想天外で、難しいといった、コナンのいつものパターンなんだろうか。次週の解決編が楽しみだ。最後のコナンの台詞どおり「おもしれーじゃねぇーか」だが、人が2人も死んでいて、「おもしれーじゃねぇーか」は不謹慎かもしれない。
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第417話 仏滅に出る悪霊(解決編)
淳大の部屋の真下にある部屋でコナンは、ベランダにロープを発見。
ロープをよじ登って淳大の部屋に入ったが、淳大は既に死亡していた。
その後、淳大の部屋で見つかった犯人のものと断定できる指紋。
しかしその諮問は、屋敷で働く誰とも一致しなかった。

13年前の事故で奇跡的に生き残った、関口と淳大が殺害された。
関口を調べていると、13年前に前社長が失踪し関口が後釜に座った。
益々従業員達に疑惑が深まるものの決め手を欠いていたコナンは、
蘭の言葉をきっかけに、ある推理をたてて、犯人を特定した。
コナンズヒント「兄弟」
EDが岩田さゆりの「Thank You For Everything」に変更。今に始まった事じゃないが、本当にEDの変更サイクルが早い。いい方に考えれば、その度に違う絵が見れるのは嬉しい。今回は、ここ最近の丸っぽい絵で花びらが流れ飛ぶメルヘン調。最後のカットの花束をかつぐコナンは可愛かった。曲はサビの飄々とした流れが心地よい、ミディアムテンポ。いい悪いは別にして、王道的なコナンのEDらしい歌ではある。そういや最近ハードタッチなEDが無いのがちと寂しい。さて解決編の解決内容だが、少々釈然としないものがあった。前2話において、確かに伏線は、はられていたようだ。ああなるほどね〜と思うところもあった。しかし結局はミステリーのタブーというか、生きてたの?とか、見終わったあとに多少のがっかり感があったのは否めない。横溝弟の登場は面白かったが、3部作の結末としては面白さ薄。まーそれを払拭するかの如くの、新EDと次回予告・・・、と、いったところだろうか。次回は1話完結で黒組織編(銀ぎつねパターンかもしれないが)。とりあえず期待だ。
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第418話 米花町グルニエの家
成田空港で、黒っぽい服を着たカップルがタクシーに乗り込む。
2人が運転手に告げた行き先は、米花町だった。
その頃、下校途中のコナンと探偵団達は、歩美が見つけた新築で、
おしゃれなグルニエ付きの家を見に行く事になった。

その背後に空港に降り立ったカップルの、女性の方が怪しく佇む。
3階のグルニエに天窓があり、そこから毛利探偵事務所が見えた。
2日後、コナンは歩美からあの家が売れた事を聞かされる。
年寄り向きでない家だが購入したのは70歳過ぎの老夫婦だった。
コナンズヒント「表札」
3部作でもなく、それどころか前後編でもないので、絶対に黒組織は出てこねぇだろと思って見たら、案の定にあれだった。でもスペシャルゲストに満足。それにしても、コナンズヒントの表札は親切だった。あれで一気に解ってしまった。そのあと近所に一人息子…、本当に親切な展開だった。かなり昔にやった江戸川コナン誘拐事件を思い出した。どっこいしょの違和感や、それへの怪訝な顔の説明は、なるほどなぁ〜と納得させられた。言われてみりゃ確かにそうだよな〜と感心した。30分という短時間に、謎・スリル・見事な種明かしを、凝縮した、短編としてはしっかり創られた話だと思う。最後、探偵事務所であんな事をベラベラ喋っていたので、おいおい、蘭やおっちゃんに聞こえるやん、と心配した。しかしそれも、2回目を見て納得。しっかりと事前に「法事で夜遅くなる」と伏線有り。なかなかやってくれる。(無理に付け足したとも思うが)
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第419話 八岐大蛇の剣(前編)
出雲にやってきた、コナンと小五郎と蘭は、出雲大社で参拝中に、
参道前にある旅館の娘、江角栄子と知り合った。
翌日の昼過ぎ、背中に短刀の突き刺さった男性の遺体が発見された。
現場は出雲大社裏で、被害者が栄子の婚約者だと知らされたコナン達。

鑑識の結果死後1時間と推定され、被害者の腕時計が1時5分で停止。
所持していた時価1千万円の刀が無い事から強盗殺人と推理された。
しかしその夕方近くの砂浜から盗まれたと思われていた刀が発見された。
捜査方針は変更され、怨恨の線から栄子を含めた4人が集めらて・・・。 コナンズヒント「観光地」
久々の遠征旅情編は、結構遠い中国地方の出雲。噂では、例の事故で中止になったJRミステリーツアーの、題材だった話なので、冒頭の飛行機は差し替えられたもの。電車がでてこなかったのは、ちょっと残念だった。神話・八岐大蛇の話を、蘭がコナンに解説していた。パターンなら、物知りコナンが蘭に話して、「コナン君、詳しいわね」と一瞬疑われて、「いやこの前、テレビでやってたんだハハハ」となるが、どうやら神話は専門外で興味無しといったトコロだろうか。被害者は、本当に憎たらしい顔をした欲得しか頭に無い奴。容疑者4人は、いづれも観光名所で1人で行動していた。セオリーならば、犯人は栄子で福間がかばっているか、あるいはその逆だろう。他に考えられるのは福間の誤解で、実は栄子がかばっているのが親で、その過程を福間が目撃、といった感じかなとか深読みをしてみる。なぜ被害者が一千万の刀を持っていたのかも、気になる。単に神話になぞらえただけなのだろうか。ご無沙汰だった、コナンの青ブレザーに蝶ネクタイ姿。最近は殆ど着なくなったけど、やはりよく似合っていた。来週は蝶ネクタイ型変声機が大活躍するのだろう。神谷明の名調子に期待だ。
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第420話 八岐大蛇の剣(後編)
動機のある4人の証言のうち、栄子と栄子が本当に好きな福間の、
証言が嘘であると見破ったコナンは、旧大社駅せその裏付けを得た。
前日、栄子が被害者と犯行現場近くで会う事を聞いていた福間。
その福間が、翌日その現場で被害者の遺体を発見し、
その傍らに落ちていた栄子のペンダントを拾った事が判明した。

福間は栄子を犯人と思い、嘘をついた事を明らかにした。
しかし栄子はペンダントは数日前に失くしたと言い、犯行を否定。
コナンは、犯人が栄子の犯行に見せかける為に仕組んだと睨み…。
コナンズヒント「嘘の証言」
昔、埼玉県の『大宮市』に住んでいた。大学の3・4年の時から、働き盛りの二十代をずっと。賑やかな都会の面と、豊かな自然が協和した、住み易くて居心地のいい町だった。その大宮市は、平成13年5月1日に、与野市と浦和市と合併して、『さいたま市』になった。昔住んでいた場所だし、それは当然知っている。そして今年、岩槻市とも合併したのも勿論知っている。いや、知っていて当たり前だろう。たとえ数年しか住んでいなかったとしても、過去の居住地が、どうなってるかはとても気になるし、ましてや市名が無くなるという寂しさは、感慨深いもの。なのに・・・この犯人ってば・・・。他にも「?」な部分がいくつかあった。消しゴムで消した後を、警察は気付かなかったのかとか、なんだか八岐大蛇への結び付け方が強引だなとか、日付のことも、管理してる人が気付かなかったのかとか、犯人の声色に気付かないのも都合がよすぎだよとか、多くの矛盾を感じ、拍子抜けした今回。真実とは、案外知ってしまえばあっけないものだと、以前におっちゃん(実は変声機を使ったコナンだが)が、言っていたのを思い出した。それでも、とりあえず好きな旅情編で景観も楽しめたし、最後は上手くまとまった感じだったので、よしとしよう。そして、来週の『阿笠くん』のお話に期待。
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第421話 イチョウ色の初恋(前編)
コナンと少年探偵団達は、阿笠博士の自宅で1枚の葉書を見つけた。
博士が40年前に、転校していった女の子からもらった手紙で、
「10年後のこの日、日没前に思い出の場所で…。会えなかったら、
そのまた10年後、おばあちゃんになっても待ってるから」
偶然にも今日が40年後のこの日にあたる。博士はその10年後に、
思い出の場所と思い当たるところで待ったが、彼女は現れず、
その10年後も別の場所で待っていたが、結局会えなかったと言う。
コナン達は葉書下に書かれたヒントを元にその場所の推理を始める。
コナンズヒント「10年ごとの約束」
元太の言葉「夜しか見れねぇ動物なんて動物園に居るのかよ」コナンの回答「夜行性の動物も見れる様に屋内に檻を…」まさにその通り。元太は動物園に初めて来たのかもしれない。今年の春に出かけた、天王寺動物園を思い出した。確かに蝙蝠や蛇がうようよしてて気持ち悪かった。そんな怪しい雰囲気の場所で、10年毎に待ち合わせするか?そもそも思い出の場所なんかい?後姿を見て確信するコナン。歩み寄る博士。つづく。いやコナン、君は間違っている。しかしまた、随分と昔の原作を今頃…と不思議に思った。俺は、純粋にアニメの名探偵コナンを楽しみたいので、内容や犯人が先に解っちまう原作を読むのは後回しにしてる。アニメ見てから、あとで漫画を読むタイプだ。なので、まだ単行本は40巻までしか所持していない。でもこれは…、40巻に載っていたやつだ。しかしながら、謎解き以上に博士の見せ場が良かったお話。絵も、ほんのり薄いイチョウ色が映える美しい感じ。なにはともあれ来週の後編での再会シーンが楽しみだ。
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第422話 イチョウ色の初恋(後編)
阿笠博士の初恋の女性を捜すため40年前のはがきに書かれた、
「4163 33 6 0」の数字の暗号に挑むコナン達。
暗号に隠された女性の待つ思い出の場所を、東都動物園と推理。

しかし園内を捜すが、結局は人違いに終わってしまう。
日没まで残りわずかとなり、博士は再会をあきらめかけるが、
その時ふとした事で、阿笠は少女の髪が金髪だったと思い出す。
コナンは再び暗号解読に挑む。
コナンズヒント「金髪」
イチョウの木の下で待ってた木之下さん(阿笠博士級)最後の車中での、次元と不二子の会話も良かったし、博士の叫びも心にしみてものすごく感動できた。殺人も無く警察も出てこない珍しいパターンで、絵の色彩も綺麗だったし本当に心温まるお話だった。残念なのはEDあとで光彦・元太の茶化した事。あれが無ければ、心地よい余韻に浸れたと思う。あの年頃の子供にしては、ちょっとませてる感じだし、あれじゃあんまりにも博士が可哀想だ。あそこは2人を殴ってもかまわないと思うぞ博士。ビリー・小林清志は抑えたアフレコで渋かった。フサエも博士も子供時代は、別声優が担当。チビ新一の声はコナンの声のままでも問題無いけど、チビ蘭の声は山崎和佳奈のまま。なかなか上手だ。さすが達者な声優さんだなと感心した。
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第423話 探偵団と青虫4兄弟
コナンと少年探偵団は、登校中に青虫4匹を観察している最中に、
パトカーが集まっているという情報を聞いて現場へ向かう。
高木刑事によると、1人暮らしのおじいさんが殺害されたという。
昼休み、高木・佐藤・両刑事が学校を訪れた。

おじいさんを殺した犯人らしき男を目撃した少年が、
コナン達の学校にいると解り、その少年を捜しに来たのだ。
高木刑事は目撃者と思われる少年、圭一に話を聞いたが、
圭一は犯人を見てないし、その時間は外に出ていないと否定した。
コナンズヒント「オリーブの葉っぱ」
今回はコナンキックが久々に見れて嬉しかった。そしてこれまた久々に真っ黒で目だけ光ってる犯人。別に隠さなくても、容疑者っぽいのは2人しかおらず、簡単にどっちが犯人だか解るといった内容だった。ポイントは左腕を押さえていた事。無理矢理さ加減は許せる程度で、わりと楽しめた。圭一君の純粋な気持ちと、お母さんを思う気持ちは、心打たれるところがあったし、短い短編としては、地味だけど、そこそこいい話だったと思う。帽子のツバでナイフが止まるのかといった疑問も、最後のコナンの言葉によって、納得させられた感じだ。さて、劇中に出てきたコンビニの外装が、あまりにも、あなたとコンビニ・ファミリーマートにそっくりな件。今、カード売ってるし、キャンペーンもやってるので、ああーこっそり宣伝してるなとほくそ笑んでしまった。
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第424話 ピエロからの写真メール
コナンと蘭と小五郎は、貸衣装の店で、
知り合いのパーティーに向かうカメラマンらと出会った。
その帰り道、コナン達は強盗殺人事件に遭遇した。
第一発見者は、先ほど知り合ったカメラマン3人だった。

3人は、マンションに到着したときに走り去る男を見たと証言。
その後、被害者の宝石を奪った容疑で白川という男が捕まった。
しかし、白川はネットで見つけた仕事の指示通りに、
宝石を公園に運んだだけと、殺害容疑を否認する。
コナンズヒント「シチュー」
「コナンはまもなく10周年!ひとつ超えたら〜」OP冒頭の台詞がこれだから、イヤな予感はしていたが、案の定、今のOP主題歌は今夜で終了らしい。倉木が好きという、ひいき目を差し引いてもあまる程に、カッコよくて大好きだっただけに、残念でならない。さて、そんな大好きなOPでの最後の1話にして、10年目コナンの最終話となった、今回の1話完結短編。メール着信時消えたり、現場で怪しく仕切りをとったり、わざとらしく目撃者を現場から離れさせたり、小さな子でも、すぐに犯人が解る簡単な仕組みだった。「犯人わかったよ!」と優越感を持ってもらえる様にと、製作側からの、クリスマスプレゼントと思う事にしよう。そして次回予告で興奮! あと3週間は長いけれど、1月9日放送の2時間半SPが楽しみで仕方ない。な〜に、年末年始なんてあっという間に過ぎ去るさ。
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