第384話 標的は毛利小五郎 ある夜、酒を飲んで酔っぱらった小五郎が事務所へ帰る途中、 建築現場から小五郎の頭上に数本の鉄パイプが落ちてきた。 偶然にも直撃を免れた小五郎だったが、事務所に戻ると脅迫メールが。 「次は失敗しない、今度こそおまえを殺す・・・」 その時、蘭は小五郎の携帯と上着が違うことに気付く。 上着には「木村」と刺しゅうが入っている。 間違えた上着のせいで狙われたのか…。 翌日、小五郎が飲んだバーに行き木村の住所を聞くが、 その夜始めて来た客だと言われ、手掛りが途絶える。 その後、聞き込み中の小五郎めがけて、1台の車が突っ込んできた・・・。 コナンズヒント「サービス券」 酔っぱらったおっちゃんを見送って、ドアを閉める直前に一瞬見せた怪訝な表情。 そこで何やら怪しいなこいつと思ったのは自分だけでは無い筈だ。トリックのひとつである犯人からのメール着信。 小五郎が携帯を取り出し「なんだ、メールか〜」と呟いた時。コナン携帯サイトからダウンロードした着ボイスの、 「な〜んだ、ただのメールじゃねぇか・・・」という、コナンの声を思い出し、おもわず笑った。 この着ボイスは、自分の携帯で、グループ分けしてある数人からメールが来ると、鳴る設定にしてある。 「なぁ〜んだ、よく似た台詞じゃねぇ〜か・・・」ここ数年、新年はスペシャル拡大版が続いていた。 4週間(28日)ぶりの年明け一発目にしては「?!」なショートストーリー。なかなかよくできたからくりだけども、 ボリューム面で少々物足りなさを感じた。来週から3部作なので、それに期待。 |
第385話 ストラディバリウスの不協和音(前奏曲) 小五郎が蘭とコナンを連れて、音楽一家である設楽家に訪れた。 依頼者は設楽家の当主・調一郎の孫娘である設楽蓮希。 小五郎の前に置かれた時価数億円ちうたわれる名器ストラディバリウス。 30年前に調一郎が弟の弾二郎からプレゼントされたバイオリン。 その弾二郎が強盗に襲われ死亡した。 そして2年前は調一郎のもう1人の弟である弦三郎の妻である詠美が、 去年は調一郎の息子で蓮希の父である降人が謎の事故で死亡。 いづれも調一郎の誕生日にストラディバリウスを弾いた後に起こっている。 ストラディバリウスを廻って呪がかかっているのではと心配する蓮希。 単なる事故だと言う小五郎だったが、その時、設楽家の別館が火事になった。 コナンズヒント「レクイエム」 |
第386話 ストラディバリウスの不協和音(間奏曲) コナン達が訪れていた設楽家の別館で火事が発生し、弦三郎が焼死した。 警察の調べでは、火災原因は弦三郎の寝煙草だと断定した。 しかし、弦三郎が煙草を噛んで吸う癖があった事を思い出し、 弦三郎の部屋は密室だが、火事の原因は寝煙草に見せかけた放火だと推理。 更に30年前の弾二郎、2年前の詠美、去年の降人、今回の弦三郎、 4人のアルファベットがD・E・F・Gと順番になってる事から、 連続殺人だと睨んだコナンは、次にHの蓮希を心配する。 しかしその夜、設楽家当主の妻・絢音が鍵のかかった密室より墜落死した。 絢音のイニシャルはA。ABC順では無く、D・E・F・G・Aの音階。 だとすれば、次はB。親族では無い執事の紅生が狙われるのか・・・。 コナンズヒント「イニシャル」 |
第387話 ストラディバリウスの不協和音(後奏曲) コナンは弦三郎の焼け焦げた部屋に残っていた指揮棒のケースと、 上の穴だけが歪んでいる部屋の扉の受け金具を見て、 ロックさせた扉を無理に壊したと考えた。 更に、絢音の側に落ちていたバイオリンのブリッジから、 もう一台、バイオリンがあった事を推測し、真相を確信した。 やがてコナンはいつものように小五郎を麻酔針で眠らせて、 関係者を集合させると、犯人に対して罠をしかけた。 小五郎にストラディバリウスを弾かせようとしたその時・・・。 コナンズヒント「絶対音感」 ベルモットも、本山も、山村刑事も、そして蘭も、どいつもこいつも、みんな携帯電話のキー確認音をONにしている。 少なくとも自分の周りで、あんなふうに、ピッピッピッピと音をたてて携帯打ってる人はいない。ましてやダークな世界のベルモットが、 そんな音たたせながらメールを打つとは思えない、と、ツッコミひとつ。さて前奏曲を見て、犯人を考えてみた。30年前の事件、 弾二郎の死が発端であり動機に結び付けば、犯人は弾二郎の息子の響輔ってことになるんだろうが、自信は無し。ただ、火事の時、 響輔が絢音を助けたのがひっかかる。30年前に、目の前で弾二郎を殺された時に、縛られて自由が利かない状態にされていたのが、 調一郎と絢音の2人。最後までこの2人が殺されず、次に執事が狙われたら、この推理は正解なんだが、間奏曲の予告では、 蓮希が狙われたっぽいし・・・。難しい。 間奏曲を見て、アルファベット順に起こる連続殺人であるアガサ・クリスティーのABC殺人事件を思い出した。これはその音階版。 CDEFGABの順番を狂わせないない為に、火事の時に響輔が絢音を助けたのなら、自分の前奏曲での推理は的中する。 だけどバイオリンのすり替えに意味があるなら、調律したあと弾いた蓮希が偽物に気付かないのもおかしい。 予告では調一郎もどうにかなりそうだったし怪しい。窓の仕掛けも、なんかもう少しで解かりそうなんだけど、何を取らせようとしたのか、 まだあいまい。密室も謎のまま。コナンはひとつだけ解からねぇ事があると言ったが、こっちは解からねぇ事が多すぎる。 そして解決編の後奏曲。密室のからくりはありふれたもの。窓のトリックも簡単なもんだった。その2つは置いといて、 犯人と動機らしいものはバッチリ解かった今回の3部作。見所は4つ。まず一つ目は、突然で予想外の回想シーン。 有希子とチビ新一の登場にびっくり。なかなかのサービスだった。本気で歌えばめちゃくちゃ上手い高山みなみの、 そこまで音痴に歌っちまうか?といったドドレミミソミミレレドに大笑い。小五郎の眠り方を予想しあう目暮と高木と蘭の会話も面白かった。 犯人の自殺を事前に見抜き、しっかり防いだコナンに感動。そして携帯のメロディ『シラソラ』の謎。『七つの子』だと解かった時の、 コナンの驚きの表情は尋常じゃ無かった。すごくいいところで終わった。いつも感じるが、 黒組織の手掛りに関する事のひっぱりかたは本当に見事だ。 |
第388話 薩摩に酔う小五郎(前編) 鹿児島日売テレビの開局記念特番に出演する為、 蘭とコナンを連れて、鹿児島へとやってきた小五郎。 収録後にプロデューサーの案内で幻の焼酎の蔵元を訪れた。 大好きなお酒、それも幻の焼酎の高隈を飲めて大喜びの小五郎。 だがそこに、営利の為に大量生産を目論む専務が登場し雰囲気は一転した。酒を愛するあまり皆がを嫌っている。 翌朝、その辰村専務の家を訪れた小五郎達は、そこで、 血が飛び散った部屋に、血がこびりついたブロンズ像を発見した。 コナンズヒント「こだわりの酒造り」 |
第389話 薩摩に酔う小五郎(後編) 辰村専務の家で血が付着した像を発見してから2日後に、 声を変えた電話によって、辰村専務の死体が発見された。 警察は容疑者として蔵の当主・白石とその蔵子達に雑誌記者をあげる。 誰ひとりとしてアリバイが無く、皆が専務を憎んでいる。 コナンはなぜ死体をわざわざ家から運び出したのかということと、 なぜ2日経ってから警察に死体を発見させたのかに疑問を持つ。 いろいろと推理をしている時、コナンは蔵子の一人から、 この蔵の過去や当主夫婦の話を聞き、ある結論を見つけた。 コナンズヒント「健康診断」 旅情たっぷりの、好きな部類に入る地方編。しかも酒蔵の工場見学要素も盛り込まれていてグッド! おっちゃんの考えと同じく焼酎よりビール党なんだけど、丁寧な手作り貯譲の様子や、おっちゃんの旨そうな飲みっぷりを見て、 ああ〜なんだかタマには高い焼酎を飲んでみたいなと思わせてくれる。(単にのんべいなだけだが) 前編のヒント『こだわりの酒造り』は事件に関係せず、 内容をただ言った感じがする。対して、後編のヒントの『健康診断』がサービスよかった。 わざとらしく小五郎達に接触した事等から犯人は容易に推測できた。犯人が特定できる過去の職業の会話もあったし、 採血が現場に残された血痕に利用されたんだなと、簡単に推理できた。殺害の動機については、ちょっとあんまりではないかとも思えたが、 酒をめぐる小さな蔵の人間関係と、本物の酒へのこだわりが哀愁を誘い、物語として成立した感じがする。 前半のヒントはそうゆう意味やったのかと納得した。 |
第390話 本庁の刑事恋物語6(前編) 鳥取県警の合同捜査に派遣されると聞かされ同様する高木刑事。 最低でも3年ははなればなれになってしまうと言うのに、 いつもと変わらない佐藤刑事に不安を募らせていた。 その頃、江戸川コナン達は登校途中に殺人事件の容疑者を偶然に目撃した。 下校時に殺人が行われた現場を通り、高木刑事達と遭遇。 目撃した事を話して被害者のアルバムの写真を見せてもらう。 そこに映っていた加藤彰が登校時に見た男であると証言した。 コナンズヒント「ニュース」 |
第391話 本庁の刑事恋物語6(後編) 容疑者・加藤彰の元へ向かった刑事とコナン達は、 加藤が居候している部屋から現れた千葉刑事に驚いた。 しかも加藤は、千葉と共にテレビを見ていたとアリバイを証言。 更にコナン達が見た男が着ていた、パーカーもリュックも見つからない。 コナンはケーブルテレビでの放送に注目し、昨夜の酒にも、 テレビを見たあとにビデオ鑑賞したという行動にも、 すべては偽のアリバイを用意するトリックの為だと推理し始めた。 コナンズヒント「時計」 前編を見て、千葉刑事に親近感を抱かずにはいられない。さすがにあそこまで沢山は持ってないが、長時間見るほうはそっくりだ。 身に覚えアリ。初代仮面ヤイバーの1話のオープニングが、まんま1号のをパクっていたのに笑った。 仮面ライダーと名探偵コナンが大好きな自分にはかなりのツボ。出張する刑事が『高木君』では無くて、『たかぎく』刑事というオチだったらずっこけるが、 なんかそうゆうのもありえるなと、こっそり感じた。予告では告白しかけていた高木だが、これもここですんなりゴールするとも思えず、 きっとのちにひっぱる為、佐藤にほんのり伝わる程度で終わると想像できる。事件のほうは、犯人は決定だが、アリバイトリックの謎。 ビデオに偽造の疑いがある事くらいしか解からないが、今回のは事件がメインではない話だから、あまり気にならなかったりする。 後編を見て、ますます千葉刑事に親近感。特撮ヒーローファンなところのみならず、部屋の時計を5分進めるところなんて、そっくりだ。 確信を付くきっかけとなる肝心なとこで出てきた千葉の習慣に、思わず「あっそれ! 俺もやってるわ!」と共感の叫びを発した。 それにしても元太達が、刑事達の捜査中に千葉の部屋で、しっかり和んでビデオに夢中になってたのが面白い。 コナンが、見てるヤイバーが何話かと聞いて、いいところだから邪魔するなと怒られたとこに笑った。結局、 たかぎの苗字を伏せていた事で一件落着となったことが、ちょっとずるい気もした。だが、少ないながらも高木と佐藤はいい感じだったし、 千葉の魅力、ちょうさんの渋さ、トリックの楽しさ、それぞれがみなよく描かれていたなかなかのお話。大好きなシリーズ、 今回の恋物語もかなり良い出来で、大満足。 |
第392話 謎めく身長差20cm 蘭と歩いていたコナンは、町工場で捜査中の高木刑事と遭遇。 殺人事件の経緯を聞くと被害者は工場の社長で、 被疑者と目される人物もすでに身柄を確保されていた。 被害者の高校時代の同級生で小さな洋食屋のオーナーシェフ。 貸した金の返済を迫られて、切羽詰まっての犯行と、 動機の面で絞られてはいたが、死因のナイフの角度に問題が。 悩みながら再捜査をしている高木刑事の傍で部屋を見渡したコナンは…。 コナンズヒント「シャンデリア」 よくもまぁ、あそこまで露骨な誘導ができるものだ。普通、あんなに必死で殺人事件に首をつっこむ子供はいない。 ってな毎度の突っ込みどころはおいといて、犯人探しでも無く、動機も重要とせず、ただトリックを暴く過程をひたすら楽しむ今回のお話。 説明の台詞を増やし、余計な間延び部分を一切無くし、状況、疑問、発見、理論、推理、これらを短い時間で、きっちり詰め込んであるのはなかなか。 ヒントのシャンデリアはサービスよすぎだなぁと思った。スーパーからこっそり助け船を出すコナンも、しっかり決めてくれた高木刑事も、 そっと肩に手をかける目暮警部も、みんなカッコいいじゃないかと感心した。 |
第393話 誘拐…らしい事件 ある午後、毛利探偵事務所の前で、オートバイが電柱につっこみ、 運転していた男が死亡するという事件が起きた。 驚いたコナンと小五郎が見ると、男の所持品のトランクには大金が。 同封されていた手紙から、その金は誘拐の身代金であることが解った。 目暮警部に連絡し、誘拐された家を訪れたコナン達は、 誘拐された経営者は、腎臓に疾患があり6時間毎に薬を投与しないと、 命に関わるという状態であることを聞かされた。 未だ、犯人から電話がかかってこない状況にコナンは疑問を抱き…。 コナンズヒント「オイル」 興味をそそるタイトルから、偽装誘拐を想像していたら、実は誘拐を装った殺人というハードな内容だった。 トリックは単に抜け出すだけの完全にありふれたもので陳腐だし、犯人も登場と共にこいつだと解るし、 「今回の話は、ハズレだな」と思って見ていた。しかし、エンディングのあとの『たった1分のドラマ』にやられた。 曲が流れる前の動機を語る犯人の台詞に、電話の呼び出し音。随分と中途半端にエンディングを挟むなと思っていたら、とってもせつない真実。 感動させられた。大抵はおっちゃんがギャグやって、コナンが突っ込み入れて、おしまいなんだが、タマに、こういった渋いドラマで、 オチ無しで終わるときがある。曲が流れたらチャンネルを変えたりトイレに行ったりする人なんかには、あえて、 このすばらしいラストを味あわせないといった心憎いつくりだ。やってくれるぜ。 |
第394話 奇抜な屋敷の大冒険(封印編) 阿笠博士と共にキャンプにやってきた少年探偵団たち。 コナンと離れて薪を拾っている途中、歩美達が奇妙な箱を発見した。 歩美の案内でコナンはその石の箱があった沼に向かった。 そこでお宝が隠されているという古びたお屋敷を発見し、 さらに沼には、男の死体が沈められていた。 沼から引き上げた遺体は玉井照尚というトレジャーハンター。 玉井の手帳からは『キザなコソ泥』という一文が・・・。 コナンズヒント「石の勾玉」 冒頭はメアドの謎に費やしていて実質は3分の2が本編。まさに導入の部分だけって感じで、遺体以外の人物、 つまり容疑者が一人も出てこなかった。ライバルの匂いを察知し、やる気まんまんのコナンの表情は良かったが、話はそこでつづく。 おいおい今週はこんだけかって少々がっかり。影で見つめるシークレットな人物が犯人なのかキッドなのか。 また最後の最後(解決編)に、おいしいとこで出てくるだけで、実は来週は誰かに変装して出てくるんではと予想できるが。 予告では探偵団が落っこちてたけど、屋敷のからくりにも注目したい。今回から新オープニングに変わった。 ZARDの『星のかがやきよ』曲はよく言えばOPらしい爽快さ、悪く言えば軽過ぎるといった感じ。 くるりくるりの絵の動きや、キャラ続々登場なとこは見てて楽しい。毛利のおっちゃんが後姿だけだったのが、重要登場人物なのにと疑問に思った。 一番のカットはやっぱり服部と新一のツーショット。次点はFBI(新鮮だった)タイトルロゴ背景はどんどん変になっていってる気がするが、 総合的に見ればまるだと思う。春の新作は、まずまず及第点ってところかな。 |
第395話 奇抜な屋敷の大冒険(絡繰編) からくり屋敷で宝探しをすることになったコナン達は、 宝を狙う怪盗キッドが中にいると考えて警戒する。 1階で元太は仕掛け階段の罠に引っ掛かるが、 トレジャーハンターの須藤雲造に助けられた。 彼と行動を共にしていると別のハンター推沙利奈に遭遇。 一行はからくりを解きながら宝の在りかを探すが3階で罠に掛かり、 元太と光彦と歩美と哀の4人は床下へと落下してしまった。 コナンズヒント「三種の神器」 まさに罠に掛かるのにうってこいの元太が、案の定ハマりまくってて面白い。最後の大仕掛けは、 コナンが気にしてた土の跡からも、予告からも、沼の水が流れ込んでってのが想像できるけど、どうゆうからくりなのかは全く想像出来ない。 先週の封印編で、なぜ玉井が殺されたのかが見えてこない。そして解らないのが怪盗キッド。セオリー通りなら3人の中の誰かに変装してる筈だけど、 それが誰なのかがさっぱり解らない。まぁ、この『解らない』ってのを楽しみたくて、原作読まずに見てる訳で、簡単に解る様じゃ面白くない。 しょっぱなから接触してきたおっさんか、一歩引いた感じでクールに絡む女なのか、それともとぼけた振りで登場のおばあちゃんか、 みんながみんな怪しくてわくわくさせられる。解決編が待ち遠しい。 |
第396話 奇抜な屋敷の大冒険(解決編) 幾多のからくりを交わしながらも、 なんとか宝の在りかを記した場所へ辿り着いたコナン達。 そこで3人目のトレジャーハンター魚住りえと出会う。 石碑に書かれた文には三種の神器が無いと謎はとけないらしい。 その後、被害者の濡れた手帳が乾いてきて、 灰原が書かれた内容を読んだところ、 男は組んでた相棒・溝鼠に殺された可能性が出てきた。 3人のトレジャーハンターの中に溝鼠がいると睨んだコナンは…。 コナンズヒント「三水吉右衛門」 探偵が変装を見抜いて、怪盗の名を呼びかける。そして怪盗が「よく解ったな」と言って、変装マスクをビリっ。 このお決まりの構図は、やっぱり大好きだ。昔からよくある主人公対好敵手の典型的なパターン。 今回のキッドとコナンの会話もカッコよくて気に入った。キッド・犯人・ただのハンターの内訳はなんとなく予想的中。 だけど暗号もコナンズヒントも難しかった。難しければ難しい程、コナンの謎解き台詞に魅入られてしまう。 時々挟まれる灰原の補助的台詞もいい感じだ。その天才2人に対して、視聴者の立場になって、質問したり、問いかけに答えたり、 感動したりの探偵団3人。このよく出来た展開に、冒頭に記した王道パターン。加えてタイトルどおりの奇抜な屋敷のからくりと、 アドベンチャー要素もたっぷり楽しめた。今回の3部作は、なかなか良かったと思う。最後に2分間位しか真の姿を見せなかった怪盗キッド。 毎度の事ながら、番組のおいしいところだけはしっかり盗んでいった。さすがは天下の大泥棒さんだ。 |
名探偵コナン384話〜396話
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