名探偵コナン358話〜370話


第358話 本庁の刑事恋物語5(前編)
警視庁の同僚達に疑われながらも高木渉刑事と佐藤美和子刑事は、
隠れてトロピカルマリンランドへデートをしにやって来た。
しかし白鳥警部を筆頭に同僚達に張り込まれている事に気付かない。
そしてコナン達少年探偵団が白鳥警部に作戦によって、
デート妨害の為、2人の元へ送り込まれていた。
そんな中、高木刑事が佐藤刑事に渡す予定の プロポーズ用の指輪が入っている筈のバックから、
約1キロの価格にして数千万円の麻薬が出てきた。
高木刑事は海底5万マイルというアトラクションに乗った時に、
預けた荷物を誰かに間違えられたと判断した。
コナンは、麻薬が入ってる荷物を預けた事から、
中身を知らされていない運び屋が持っていた物でこのあとここで取引きするのだと推理した。
更にバックの状態から持ち主は左利きとにらみ、バックの中身からスポーツ選手ではないかと考えた。

コナンズヒント「デイパック」

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第359話 本庁の刑事恋物語5(後編)
海底5万マイルのアトラクションで客へのサービスの為に映された写真を手掛りに、
コナン達は高木刑事のバックと間違えた人物を追う。
怪しいのはゴルフ・野球・サッカー・水泳をしている4人。
左利きと推測されるゴルフのスイングをしていた人物が浮かんだ。
しかしその人を見つけるもバックは高木刑事のものでは無かった。
途方に暮れる高木・佐藤両刑事や少年探偵団達だったが、
コナンはオイルの付いたスポーツタオルを見て、
残る3つのスポーツ選手の内の誰が運び屋なのかを推理した。
そして元太と光彦は偶然にトイレでその1人を発見。
しかし佐藤刑事は取引きに向かうまでおよがす事を提案。その人物の尾行を開始する。
コナンズヒント「スポーツ選手」
前後編通じて、白鳥警部と愉快な仲間達の行動が面白い。遊園地を舞台にとても警視庁とは思えないはじけぶり。しかも最後まで役に立たないありさまで笑えた。別にこれが無ければ話は1話で終わる短い内容。前編で「あ〜また左利きで犯人を特定するんだ〜」と思いきや、後編で意外に発展。これにはなるほどと素直に喜ぶ。そしてコナンキックにも喜ぶ。最後にやっと「本庁の刑事恋物語」らしいエピソードもしっかり用意されていて納得。これでめでたしめでたし・・・ではなくて更につづく模様。結局、高木君は損して得とった訳だが、男としての見せ場って意味ではちと弱かったかな〜とそこが残念。6が確実にあるだろうから、そん時はビシっと決めてくれよ! 期待してるぜ。
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第360話 不思議な春のかぶと虫
小嶋元太の誘いでペットショップにやってきた少年探偵団達。
店は開いていなかった。が、店長と約束していた客がやってきた。
シャッターが開くので中に入って行く客と探偵団。
薄暗い店内に入ったコナン達が見たものは、 ケースから逃げ出した季節外れのかぶと虫と、
店の奥で首を絞めて殺されていた店長・白井の遺体だった。
白井から、かぶと虫を買いに来たと言う客は、
死亡推定時刻の前に店に居た店長と電話で会話したと証言。
コナンは店内にあった1枚のチラシに目を止める。
かぶと虫が1年中公開されている群馬昆虫博物館。
たまたま通りがかった非番の高木刑事を捕まえて、コナン達は群馬に向かった。
その群馬昆虫博物館では、かぶと虫盗難という事件が起きていた。
コナンズヒント「携帯電話のストラップ」
唐突に冒頭から死体発見。季節外れのかぶと虫登場。流れるように群馬に移動したら、盗難事件に遭遇。御馴染みのお楽しみ要素もしっかり凝縮。例えば、群馬名物へっぽこ刑事のおとぼけとか、高木刑事の使われっぷりとか、探偵団の掛け合いも面白かった。灰原哀が出て無かったのが残念!とか思ったけど仕方ないか。30分で東京・群馬の2つの事件を結んで解決するんだから、あんまりいろいろ詰め込むのも無理だろうしね。別にこれといった見せ場や山場のない話しではあったけど、結構わくわくさせるストーリーであり、1話完結のシュールさとスピード展開が上手くはまってて、サクっと楽しめた。
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第361話 帝丹高校学校怪談(前編)
帝丹高校に幽霊が出るという噂が流れている。
それは2年前に事故で死亡した生徒と関係があるらしい。
週番が回ってきた毛利蘭はその噂がすごく気になり、
江戸川コナンと鈴木園子を連れて真相を探るべく調査を始める。
調査の途中、新出先生と合流したコナン達が目にしたのは、
体育倉庫にあった筈の死亡した生徒の机が降り出した雨の中、
ぬかるんだ校庭に足跡を残さずに持ち出され、メッセージが書かれた紙が置かれていた。
「我が恨み未だ消えず」
コナンズヒント「机」

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第362話 帝丹高校学校怪談(後編)
コナンは保健室で寝ていたと言う世古と、美術室で絵を書いていた物部と、
図書館にいた塚本の3人が怪しいと睨んだ。
廊下に水をまいた跡と、地面に残った傷跡を発見し、犯人のトリックを暴いた。
あとは誰がこれを仕組んだか。
コナンは一案し一同を集めて、その犯人を確定した。
コナンズヒント「傘」
久々に殺人が絡まない話で、事件というより謎解きと仕掛け人探しのストーリー。足跡がなきゃそりゃ空中でしょう。雨はずっと降ってた訳ではないでしょう。で、だいたいのトリックは予想でき、仕掛けた相手も幼なじみに間違い無く、推理自体は簡単だった。今回は推理を楽しむというよりも新出先生の登場がメインとなったといっても過言では無いだろう。怪盗キッド判別法で御馴染みのほっぺつねりが面白かった。ジョディ先生が言うのは正しい。ベルモットの恐怖を感じさせるエピソードだった。ある意味、学校怪談よりも恐ろしいと感じた。
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第363話 都会のカラス
団地でカラス婆さんと呼ばれる老女の死体が発見された。
登校中のコナン達は現場検証中の千葉刑事に事情を聞く。
亡くなったのは403号室に1人暮らしをしていた江上タツエ。
今朝早くに外出先から帰ってきた時に、
たまたま上から鉢植えが落ちてきて頭に当たったという。
それはタツエの部屋の窓に置かれていた鉢植えだと判明。
警察はカラスが悪戯し落としたのが当たったと事故死の見解。
粗大ゴミの冷蔵庫の下の五百円玉を拾おうとした姿勢。
コナンはこの偶然に不審感を抱き屋上に鍵が掛かっている事から、
タツエの上の階の503号室が怪しいと睨んだ。
コナンズヒント「宝くじ」
千葉刑事しか出てこないってのがなかなかレアな展開。硬貨は罠だと解り、コナンズヒントが効果的なのもあり、魚釣りの要領だとすぐに気付くトリックだった。カラスが迷惑者で、それにひっかけたのは少々強引の様な気もするし、実に地味な展開でたいした盛り上がりも無かったけど、歩美ちゃんの台詞が印象に残る良い話ではあった。
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第364話 シンクロにシティ事件(前編)
ある男が小五郎に、双子の弟の素行調査を依頼してきた。
だがその弟は、ホテルで女性を襲った後、
屋上で足をすべらせて転落、コナン達の前で死亡した。
その頃、依頼者本人も同時刻に自宅で殺されていた。
蘭は心理学者ユングが提唱した双子に起きる共鳴現象・シンクロニシティだと呟いた。
コナンズヒント「双子」

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第365話 シンクロにシティ事件(後編)
双子の兄弟が同時刻に死亡した不思議な事件。
その事件に巻き込まれた南里薫が謎の男に襲撃された。
薫によるとその男は、『あんざいまなぶ』という名前以外不明だと言った。
しかしその男が、小五郎が双子の弟を尾行した時に撮った写真に写っていた。
コナンはこの男が事件に絡んでいると睨み・・・。
コナンズヒント「小五郎の探偵調査」
前編の小五郎の撮影中、わざとらしく映った男に、小五郎の「まぁいいか」の台詞。おもいっきり伏線がみえみえで苦笑した。まぁ交換殺人というのはよくある話で、結局これって先に犯した方が損だという見本みたいなもの。そして動機もお互いあとで足した様な弱さを感じるのは、事前に人物背景で動機を出せないから(タネが明かされてしまうから)仕方無い事。それにしても外食中に窓の外を眺めてて、いきなり人がふってきたら怖いなぁと、コナンの偶然にビックリしながらも思った。
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第366話 丸見え埠頭の惨劇(前編)
少年探偵団は落ち込んだ灰原哀を励まそうと、阿笠博士と一緒に海釣りへと出かけた。
場所は沖の防波堤。
行きの船上で、3人の釣り人達と漁師に出会う。
船が入り難い場所で、大勢が押しかけない穴場と称される防波堤。
良い場所で釣りを楽しむコナン達だったが、なかなか上手くいかない。
帰りの船が迎えにきた頃、同じ船に乗り合わせていた釣り人が…。
コナンズヒント「釣り用語」

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第367話 丸見え埠頭の惨劇(後編)
コナン達が沖への船で一緒だった釣り人の一人が、釣りの最中に倒れ込み、
たちまち静かな防波堤は大騒ぎとなった。
唇が紫色に変色するチアノーゼの反応が出ている。
毒をもられ、呼吸困難に陥った被害者だがコナンの人工呼吸で九死に一生。
他の釣り人の中に、犯人がいると睨んだコナンは、
被害者を漁師に病院に運ばせて、他の釣り人に話を聞く。
コナンズヒント「お祭り」
以前にもフィッシング大会の悲劇で坊主だったコナン達。そん時は哀は居なかったが、今回は彼女も同行。で前回に続き知識はあっても成果はさっぱりのコナン。光彦と哀が小さいのを釣っただけ。まぁそれでも光彦は進歩したほうかもしれない。元太も大逆転。コナンと歩美は残念。阿笠博士の幸せ者。そんなほのぼのとした釣りの風景が無ければ1話で済む話だが、釣りの経験も知識もさっぱりない自分にはそれなりに楽しめた。ラストの哀の台詞もなかなか。視線をそらして、音で声を消して、ってのは単純だが、証拠がそっくり残ってたのも、いいエンディングになったのもみなコナンの勘の良さのおかげ。不審な被害者にすぐ気付いたし、容疑者の動きを制したのはさすが。コナンズヒントは、前後編の2つを合わせて成り立つみたいなとこが工夫されてるとも思える。
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第368話 魔女の棲むお菓子の家
お菓子博物館へやってきた江戸川コナンと毛利蘭と鈴木園子。
館内には、人気パティシエが腕を競い合う作品が並び、
なかには童話に出てくるようなお菓子の家もあって園子は大はしゃぎ。
ところがそのお菓子の家で、殺人事件が起こった。
殺害されたのは店長で、3人のパティシエに容疑がかかった。
そして凶器が発見されないという事態に・・・。
コナンズヒント「チョコレートケーキ」
OPの冒頭でのコナンの台詞。「トリック・シロップ・甘い罠。チョコっとひねってサクっと謎解き。」に大笑い。園子に振り回され「帰りてぇ〜」と嘆くコナンも面白かった。とにかくコナンにおもいっきり接触したこいつが犯人だろと思えばその通り。みかけは子供、利用する相手を間違えるのも無理は無い。キレイに治されたそのケーキは絵だけど美味しそうだった。飴は別としてケーキには目が無い為、見ていてお腹がすいたお話し。
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第369話 ツイてる男のサスペンス
福引き会場で豪華商品を狙ったが、ポケットティッシュを引いた小嶋元太。
悲しむ元太を慰めるコナンと少年探偵団達だったが、
元太の引いたそのすぐあとに、見事3等を当てたツイてる男性を目撃。
その男は歩美と元太がかかった事のある米花中央病院の医師・大和田だった。
歩美によると、この先生は近ごろ懸賞や宝くじでもツキまくっているらしい。
しかし、その懸賞に応募していた小五郎が腹を立てているのを見たコナンは…。
コナンズヒント「うわさ話」
前々回の防波堤での海釣りの時同様、人が死なない事件。今回もコナンの謎解きが鮮やかだったおかげで未然に防げた。なにも謎を解いて、殺人犯人を見つけ出し、推理で追い詰めて、へこまして捕まえるだけが探偵じゃ無いっていうドラマを感じさせる。特に、今回のあんな人のいい先生が、うわさだけで殺意を抱かれる訳が無い。実行していれば必ず動機の面で犯人は警察が突き止めた筈だ。いくらいつもコナンにお世話になっていて捜査の勘が鈍ってきてる目暮警部でも解かるだろう。本当に何も起こらなくて良かった。そんなお話し。ところで、こんな感じで人が死なない話が来週も続くのか?(別に嫌いじゃ無いが) 夏休みだし、探偵団・続きだし。・・・ありえる。
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第370話 逃げ回るゲームソフト
コナンは、元太達少年探偵団に誘われて、
いま話題のゲームソフトを製作する会社にやってきた。
そこでひょんな事から新作ソフトの試作品が鞄の中に入ってしまった元太は、
訳も理解出来ないまま、製作会社の社長に追いかけられる。
その製作会社の社長は、その日、人気ソフト「ギャドリン」が盗作であると恐喝されていた。
コナンズヒント「名札」
今回も少年探偵団が大活躍。特に元太が元気が良くて面白かった。『ギャドリン2』のゲームソフトが鞄の中に紛れ込んだのを知らず逃げ回っていて、やがてそれに気付いてビックリする小嶋元太。その時の、窃盗犯として自分が逮捕された姿を想像するシーンが面白い。目暮警部に佐藤刑事と高木刑事の3人による尋問が迫力が有って、それに恐れて、すっかりビビってしまった元太に大笑い。で、ラストはカッコ良く決めるコナンのシーンも用意されていて満足。前後編でなく1話完結ものが続いてるここ数週だが、今回もなかなか楽しめた。1週お休みだが、次回は久々の前後編。楽しみだ。
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